アンディ・オロゴン

アンディ・オロゴン：異色の経歴を持つ格闘家・タレント

アンディ・オロゴン（Andy Ologun）は、1983年6月11日生まれのナイジェリア出身の元プロボクサー、キックボクサー、総合格闘家、そしてタレントです。オヨ州イバダンで生まれ、キックボクサー時代には加藤督朗の指導を受け、K-1ミドル級王者であるアンディ・サワーからダウンを奪うなど、目覚ましい活躍を見せました。その後、プロボクサーに転身し、タレントとしても活動の幅を広げ、兄ボビー・オロゴンと共にバラエティ番組に出演するなど、多才な顔を見せています。

来歴

34人兄弟の13番目として生まれたアンディ・オロゴンは、ナイジェリア陸軍に所属し、ニジェール・デルタ解放運動の鎮圧にも参加するという異色の経歴を持ちます。2003年に来日し、モデルとして活動を始めましたが、兄の格闘技デビューに触発され、自身も格闘技に憧れを抱き、2005年からトレーニングを開始しました。

K-1での活躍

2006年1月24日にK-1デビューが発表され、同年2月4日のK-1 WORLD MAXで飯伏幸太との対戦が予定されていましたが、練習中に右手指間筋を断裂し、残念ながら欠場となりました。しかし、同年9月4日にはK-1 WORLD MAXで改めてデビューを果たし、安廣一哉と対戦。判定で敗れましたが、その存在感を示しました。

2006年12月31日の「K-1 PREMIUM 2006 Dynamite!!」では、金子賢とHERO'Sルールで対戦し、判定勝ちを収めました。2007年2月5日には、K-1 WORLD MAX 日本代表決定トーナメントへ参戦。1回戦で小比類巻貴之との激闘を制しましたが、左足腓骨を骨折し、準決勝を棄権せざるを得ませんでした。同年4月4日には、K-1 WORLD MAX 2007 〜世界最終選抜〜でブアカーオ・ポー.プラムックと対戦し、判定負けを喫しましたが、強豪相手に健闘しました。

その後も、K-1の舞台でTATSUJIやアンディ・サワーといった強豪選手と対戦。2008年2月2日には、「K-1 WORLD MAX 2008 〜日本代表決定トーナメント〜」に出場し、1回戦で山本優弥に勝利するも、準決勝で城戸康裕に敗れました。

2008年7月には、JR山手線内で盗撮犯を取り押さえるという勇敢な行動が報道され、話題となりました。同年7月21日には、DREAM.5で中村大介と対戦し、一本負け。同年12月31日には、Dynamite!! 〜勇気のチカラ2008〜で坂口征夫にKO勝ちを収めました。

2009年2月23日には、「K-1 WORLD MAX 2009 〜日本代表決定トーナメント〜」に出場。小比類巻太信との再戦では判定負けを喫し、試合後には対戦相手への不満を露わにする場面もありました。2010年12月31日には、Dynamite!! 〜勇気のチカラ2010〜で古木克明と対戦し、判定勝ちを収めました。

ボクシングへの転向と引退

K-1の業績悪化に伴い、アンディ・オロゴンはプロボクサーを目指し、元世界チャンピオン平仲明信が会長を務める平仲ボクシングスクールジムでトレーニングを開始。2011年7月8日にプロテストに合格し、同年8月31日にプロボクサーとしてデビュー。しかし、その後は苦戦が続き、実兄ボビーのセコンドライセンス剥奪もあり、ボクサーライセンスの更新を行わず、引退しました。

キックボクシング復帰

2012年10月27日には、GRABAKA有明大会に参戦し、キックボクシングのリングに復帰しました。

タレント活動

格闘家としての活動と並行して、タレントとしても活動。数々のテレビ番組に出演し、その個性的なキャラクターで人気を集めました。

アンディ・オロゴンは、その多岐にわたる活動を通じて、多くの人々に勇気と感動を与え続けています。

主な出演番組

ガイジンさん大指摘!爆笑!日本人の急所!（ラジオ日本）
いきなり!黄金伝説。
サバイバル0円生活5時間SP

外部リンク

ボビー・アンディの兄弟コラボブログ - ウェイバックマシン
K-1 選手データ - ウェイバックマシン
DREAM 選手データ
アンディ・オロゴンの戦績 - SHERDOG（英語）
アンディ・オロゴンの戦績 - BoxRec（英語）

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