アンディ・メサースミス

ジョン・アレクサンダー・メサースミス（John Alexander Messersmith, 1945年8月6日 - ）は、アメリカ合衆国ニュージャージー州トムズリバー出身の元プロ野球選手。ポジションは投手。ニックネームは「Bluto」,「Channel」。

カリフォルニア・エンゼルス時代

1965年のMLBドラフトでデトロイト・タイガースから3巡目に指名されるも契約せず、翌1966年のMLB二次ドラフトでカリフォルニア・エンゼルスから1巡目（全体12位）で指名され入団。1968年6月13日にメジャーデビューを果たしました。同年9月には初完投・初完封を達成。1969年にはチーム最多となる16勝、防御率2.52、211奪三振を記録するなど、エースとしての地位を確立しました。1970年には初の開幕投手を務め完封勝利を飾るも、シーズン途中にリリーフへ配置転換。11勝10敗、防御率3.01の成績を残しました。1971年にはオールスターゲームに初選出。後半戦で調子を上げ、20勝13敗、防御率2.99を記録し、サイ・ヤング賞の投票では5位に入りました。1972年も開幕投手を務めますが、故障の影響もあり8勝11敗に終わりました。

ロサンゼルス・ドジャース時代

1972年オフにトレードでロサンゼルス・ドジャースへ移籍。1973年は14勝10敗、防御率2.70を記録。1974年にはオールスターゲームに選出され先発投手を務めました。同年は20勝を挙げ、最多勝利のタイトルを獲得。チームの地区優勝に大きく貢献し、リーグチャンピオンシップシリーズでも勝利投手となりました。ワールドシリーズでは2試合に先発するも敗戦投手となり、チームも敗退。サイ・ヤング賞の投票では2位でしたが、ゴールドグラブ賞を受賞しました。

1975年はリーグ最多の40先発・19完投・7完封・321.2イニングを記録。19勝、防御率2.29と前年以上の成績を残し、2年連続でゴールドグラブ賞を受賞しました。オフには調停を申請し、フリーエージェント制度誕生のきっかけを作りました。

その後

1976年からはアトランタ・ブレーブス、ニューヨーク・ヤンキースでプレーしましたが、かつての輝きを取り戻すことはできませんでした。1979年にドジャースへ復帰するも同年引退。

メサースミスは、1970年代を代表する投手の一人として、その名を球史に刻んでいます。

詳細情報

タイトル
最多勝利：1回（1974年）
表彰
ゴールドグラブ賞：2回（1974年, 1975年）
* MLBオールスターゲーム選出：4回（1971年, 1974年 - 1976年）

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