アヴィアーノ空軍基地

アヴィアーノ空軍基地

アヴィアーノ空軍基地は、イタリアのフリウリ＝ヴェネツィア・ジュリア州、アヴィアーノに所在するイタリア空軍の基地です。この基地には、在欧アメリカ空軍の第31戦闘航空団が駐留しており、B61核爆弾などの核兵器が保管されているとされています。

歴史

アヴィアーノ空軍基地は、1911年にイタリア政府が空軍パイロットの養成を目的として建設した飛行場が起源です。第一次世界大戦（1914年勃発）においては、作戦機の出撃基地として使用されました。

第二次世界大戦（1939年勃発）中には、イタリア空軍と同盟国であるドイツ空軍がこの基地を使用しましたが、1945年にイギリス軍が基地を接収し、1947年にイタリアへ返還されました。

1994年4月1日、アメリカ合衆国のホームステッド空軍基地から第31戦闘航空団が移駐し、アヴィアーノ空軍基地での活動を開始しました。

主な活動

アヴィアーノ空軍基地は、北大西洋条約機構（NATO）による1994年のボスニア・ヘルツェゴビナ紛争介入、1999年のコソボ紛争介入の際に、重要な活動拠点の一つとして使用されました。また、2011年のリビア内戦におけるリビア飛行禁止空域でのオデッセイの夜明け作戦では主要基地として機能し、同年3月31日の作戦終了後に実施されたユニファイド・プロテクター作戦においても、10月31日の作戦終了まで作戦機の受け入れを行いました。

所在部隊

アヴィアーノ空軍基地には、以下の部隊が所在しています。

アメリカ空軍

第3空軍隷下
第31戦闘航空団
第31作戦群
第31作戦支援中隊
第56救難飛行隊 - HH-60G
第57救難飛行隊
第510戦闘飛行隊 - F-16C/D
第555戦闘飛行隊 - F-16C/D
第606航空管制中隊
第31整備群
第31航空機整備中隊
第31整備中隊
第31整備運用中隊
第31弾薬中隊
第31医療群
第31航空宇宙医療中隊
第31歯科中隊
第31医療運用中隊
第31医療支援中隊
第31外科運用中隊
第31任務支援群
第31施設中隊
第31通信中隊
第31契約中隊
第31部隊支援中隊
第31兵站即応中隊
第31警備中隊

イタリア空軍

航空部隊司令部
アヴィアーノ空軍基地コマンド

関連項目

チェルミス・ロープウェイ切断事件：アヴィアーノ空軍基地所属のアメリカ海兵隊機が引き起こした、ロープウェイのケーブル切断事件。

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