アークライト (企業)

株式会社アークライトの概要と沿革

株式会社アークライト（ARCLIGHT, INC.）は、日本のボードゲームを中心に、多岐にわたるアナログゲームの製造・販売を手掛けている企業です。アークライトの起源は、プレイバイメールやテーブルトークRPG（TRPG）の開発を行っていた遊演体の神田事務所にさかのぼります。この部署が1998年に独立して設立され、自社の道を切り開いていきました。

事業内容

アークライトの事業は幅広く、以下のような内容を含みます：

• - 出版物の編集
• - テーブルトークRPG（TRPG）の開発や関連書籍の企画・編集・出版
• - 海外ボードゲームの輸入販売および独自開発、ライセンス生産
• - アナログゲームの開発と販売促進業務の代行
• - ゲーム向けイラストやキャラクターデザインの仲介業務
• - ゲームイベントの企画・運営
• - ホビー関係の広告代理業務

また、トレーディングカードゲーム（TCG）、TRPG、ボードゲームの店舗販売も展開しており、それぞれ「ホビーステーション」「ロール&ロールステーション」「ボードゲームステーション」のブランド名で知られています。

アークライトは、かつてデジタルゲームの開発にも関与していました。特にアダルトゲームブランド「TerraLunar」などの製作を行い、セガ・ドリームキャスト向けソフトの開発受託なども手掛けていました。さらに、ソーシャルゲーム「ドラゴンクエスト ライバルズ」や「乖離性ミリオンアーサー」の開発にも協力しています。

沿革

アークライトの歴史は1998年に始まりました。以下はその主な歴史的な出来事です：

• - 1998年：遊演体の新規事業部門を分社化し、アークライトを設立。オフィスは東京都千代田区に位置。
• - 1999年：CG制作部門を立ち上げ、PCソフト開発事業を展開。また、トレーディングカードゲームの企画・制作も始める。
• - 2003年：アナログゲーム専門書籍「Role&Roll」を創刊し、出版事業を本格化。
• - 2005年：アナログゲームに特化し、海外ボードゲームのローカライズ事業を開始。
• - 2010年：ゲームマーケットの運営を開始し、自社のアナログゲームブランド「Arclight Games」の設立。
• - 2014年：EC事業に進出し、オンライン販売の強化を図る。
• - 2017年：本店を現在の場所に移転し、新たなイベント「TRPGフェスティバル」を開設。

出版物と店舗

アークライトは「Role&Roll」という、TRPGを中心にしたテーブルゲームの雑誌を編集しています。また、店舗としては、TCG専門の「ホビーステーション」、TRPGとボードゲーム専門の「ロール&ロールステーション」、ボードゲーム専門の「ボードゲームステーション」を展開しています。特に「ホビーステーション」は、全国に約40店舗を展開した実績があります。

イベント

アークライトが中心となって運営しているジャパンゲームコンベンション（JGC）は、毎年夏に開催されるアナログゲームの総合イベントです。この他にも、ゲームマーケットといった同人誌及びボードゲームの即売会を年3回開催するなど、常に新たな試みに挑戦し続けています。

エンターテイメントの多様性を享受しながら、アークライトはこれからも業界をリードしていく存在であり続けるでしょう。

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