アーロン・ラフィー

アーロン・スティーブン・ラフィー（Aaron Steven Laffey、1985年4月15日 - ）は、アメリカ合衆国メリーランド州出身の元プロ野球選手。左投左打の投手として、MLBや独立リーグで活躍しました。

プロ入りとインディアンス時代

高校卒業後、バージニア工科大学への進学を予定していましたが、2003年のMLBドラフトでクリーブランド・インディアンスから16巡目指名を受けプロ入り。ルーキー級バーリントン・インディアンスでプロデビューを果たし、9試合に登板して3勝1敗、34回で46奪三振という好成績を記録しました。

2004年にはA-級、A級で経験を積み、2005年にはA級レイクカウンティで7勝を挙げました。2006年にはA+級、AA級で好投し、着実にステップアップ。

2007年、AA級、AAA級での活躍を経てメジャー初昇格。8月4日のミネソタ・ツインズ戦でメジャーデビューを果たし、8月9日のシカゴ・ホワイトソックス戦で初勝利を挙げました。2008年には、AAA級から昇格後、5月にアメリカンリーグのルーキー・オブ・ザ・マンスに選出されるなど、目覚ましい活躍を見せました。

マリナーズ、ヤンキース、ブルージェイズ時代

2011年3月、シアトル・マリナーズへトレード。マリナーズでは42回2/3を投げて防御率4.01を記録しましたが、8月17日にDFAとなりました。その後、ニューヨーク・ヤンキースへ移籍し、1試合に登板。さらに、カンザスシティ・ロイヤルズを経て、トロント・ブルージェイズとマイナー契約を結びました。

2012年にはブルージェイズで22試合に登板し、4勝6敗の成績を残しましたが、シーズン終了後にFAとなりました。

メッツ、ブルージェイズ復帰、ドジャース傘下時代

2012年12月、ニューヨーク・メッツとマイナー契約。2013年4月にメジャー昇格を果たしますが、4試合の登板後DFAとなり、再びブルージェイズへ移籍。しかし、すぐにDFAとなり、ロサンゼルス・ドジャースとマイナー契約を結びました。

ブルワーズ傘下、ナショナルズ傘下、ロッキーズ時代

2013年7月、ミルウォーキー・ブルワーズとマイナー契約。2014年にはワシントン・ナショナルズとマイナー契約を結び、AAA級シラキュースで12勝を挙げる活躍を見せました。2014年11月、コロラド・ロッキーズとマイナー契約。2015年にはロッキーズでメジャー昇格を果たし、1勝を挙げましたが、シーズン中に再びDFAとなり、AAA級へ降格。同年、第1回WBSCプレミア12にアメリカ合衆国代表として出場しました。

ナショナルズ傘下復帰、独立リーグ時代

2015年12月、ナショナルズとマイナー契約を結びましたが、2016年オフにFAとなりました。2017年4月には、独立リーグ・アトランティックリーグのサマセット・ペイトリオッツと契約。その後、アリゾナ・ダイヤモンドバックスとマイナー契約を結びました。

現役引退

2018年、ニューヨーク・メッツとマイナー契約を結びましたが、AAA級ラスベガス・51sでの登板後、引退を表明しました。

投球スタイル

スライダーとチェンジアップを主な持ち球としていました。

詳細情報

ルーキー・オブ・ザ・マンス：1回（2008年5月）
代表歴：2015 WBSCプレミア12 アメリカ合衆国代表

多彩な球団を渡り歩き、メジャー、マイナー、独立リーグで活躍したアーロン・ラフィー。そのキャリアは、多くの野球ファンに記憶されることでしょう。

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