イアン・ハップ

イアン・エドワード・ハップ

概要

イアン・エドワード・ハップ（Ian Happ）は、1994年8月12日にアメリカ・ペンシルベニア州ピッツバーグで生まれたプロ野球選手であり、現在はMLBのシカゴ・カブスに所属する外野手です。ハップは右投左打で、愛称は「ハッパー」と呼ばれています。

経歴

ハップは2015年のMLBドラフトでシカゴ・カブスから全体9位で指名され、プロ入りしました。プロデビューは傘下のA-級ユージーン・エメラルズで、ここで67試合に出場し、打率.259で9本塁打、33打点、10盗塁を記録しました。次の年の2016年には、A+級マートルビーチ・ペリカンズとAA級テネシー・スモーキーズで134試合に出場し、打率.279、15本塁打、73打点、16盗塁という成績を収めました。

2017年にはAAA級アイオワ・カブスで開幕を迎えた後、5月にメジャー契約を結び、そのままアクティブ・ロースターに加わりました。デビュー戦となるセントルイス・カージナルス戦では、メジャー初安打となる本塁打を放ち、シーズンを通して打率.253、24本塁打、68打点という好成績で1年目を終えました。

2018年の開幕戦では先頭打者本塁打を記録したことで注目を集めました。この年はユーティリティープレイヤーとして1塁手から投手までの7つのポジションをこなしました。2019年もユーティリティープレイヤーとして活躍し、昇格後58試合で11本塁打を記録し、3年連続10本塁打を達成しました。

2023年にはロンドンシリーズでのカージナルス戦に出場し、初戦で2打席連続本塁打を放つなど、さらなる成長を見せました。この時使用したバッティンググローブはアメリカ合衆国野球殿堂博物館に寄贈されています。

選手としての特徴

イアン・ハップは将来的に20本塁打・20盗塁を達成する可能性を秘めている選手と評価されています。特に「スイッチヒッター」であり、選球眼も優れています。さらに内外野の多様なポジションをこなす能力は、同じくユーティリティープレイヤーであるベン・ゾブリストに似ています。

また、ハップは守備でもその存在感を発揮しており、2022年および2023年には外野手部門でゴールドグラブ賞を受賞しました。彼が参加した試合での守備成績は非常に良好で、シーズンごとに進化を続けている選手です。

表彰

• - ゴールドグラブ賞（外野手部門）：2回（2022年、2023年）
• - Topps ルーキーオールスターチーム：二塁手部門（2017年）

背番号

8（2017年 - 現在）

まとめ

イアン・ハップは、MLBのシカゴ・カブスで多才な外野手として活躍し続けています。彼のユーティリティープレイヤーとしての能力、優れた打撃成績、守備力は、今後の成長が期待されるポイントです。

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