インディペンデント・ワールド・ジュニアヘビー級王座

インディペンデントワールド世界ジュニアヘビー級王座

インディペンデントワールド世界ジュニアヘビー級王座は、かつてFMW（フロンティア・マーシャルアーツ・レスリング）が管理・認定していたジュニアヘビー級の王座です。その歴史は、WFDA世界マーシャルアーツジュニアヘビー級王座を事実上引き継ぐ形で始まりました。

歴史

創設と展開（第1期）

1993年10月28日、FMW後楽園ホール大会にて、初代王座決定リーグ戦が開催され、ザ・グレート・サスケ選手が初代王者となりました。その後、数々の名勝負が繰り広げられましたが、1997年12月18日、当時の王者であったTAKAみちのく選手が王座を返上。後継王者を決定する試合が行われることなく、王座は事実上封印状態となりました。

FMW認定ジュニアヘビー級王座時代

1999年、FMWはインディペンデントワールド世界ジュニアヘビー級王座を事実上引き継ぐ形で、新たにFMW認定ジュニアヘビー級王座を創設しました。同年5月5日、FMW横浜文化体育館大会で行われた初代王座決定戦で、田中稔選手が勝利し、初代王者となりました。しかし、同年5月31日、FMWの体制変更に伴い、FMWが管理していた全ての王座が封印され、新たに王座認定組織「WEW（ワールド・エンターテイメント・レスリング）」が発足し、WEW王座が創設されました。

王座の復活と変遷（第2期）

WEWではジュニアヘビー級王座が創設されなかったため、インディペンデントワールド世界ジュニアヘビー級王座が復活することになりました。ただし、過去の歴代王者とは切り離し、最後のFMW認定ジュニアヘビー級王者であった佐野直喜選手を改めて初代王者として認定しました。しかし、2002年2月17日、FMWの崩壊により、再び王座は封印されることとなり、チャンピオンベルトは元王者であったTAKAみちのく選手が所持することになりました。

その後の動き

2007年、飯伏幸太選手がTAKAみちのく選手に対し、王座の復活を直訴しましたが、当初は拒否されました。しかし、飯伏選手の熱意に心を動かされたTAKAみちのく選手は、王座の復活を発表。同年8月26日、プロレスサミットディファ有明大会にて、第7代王座決定戦が行われ、飯伏幸太選手が勝利し、第7代王者となりました。

2009年9月23日には、VKF KING of WRESTLE NANIWA王者のGENTARO選手がインディペンデントワールド世界ジュニアヘビー級王座を獲得し、二冠王者となりました。以降、2つの王座の防衛戦が同時に行われるようになりました。2010年4月2日、マリーンズマスク（2代目）選手がインディペンデントワールド世界ジュニアヘビー級王座のみに挑戦し勝利したことで、単独王座となりました。

2010年以降の王座の動向については、情報が錯綜しており、詳細な記録は不明な点が多いです。しかし、FMWという団体とともに、その歴史を歩んだインディペンデントワールド世界ジュニアヘビー級王座は、多くのファンにとって記憶に残る王座であることは間違いありません。

外部リンク

• - プロレス選手権変遷史 インディペンデントワールド世界ジュニアヘビー級選手権（第1期）
• - プロレス選手権変遷史 FMW認定ジュニアヘビー級選手権
• - プロレス選手権変遷史 インディペンデントワールド世界ジュニアヘビー級選手権（第2期）

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