ウィリー・ハリス

ウィリアム・チャールズ・ハリスのプロフィール

ウィリアム・チャールズ・ハリス（William Charles Harris）は、1978年6月22日生まれのアメリカ合衆国ジョージア州グレイディ郡カイロ出身の元プロ野球選手です。彼は外野手および二塁手として知られ、現在はメジャーリーグ（MLB）のシカゴ・カブスで三塁コーチを務めています。ハリスの叔父には、ミルウォーキー・ブルワーズなどで名を馳せた元メジャーリーガー、アーニー・ライルズがいます。

経歴

プロ入り前

ハリスは1996年のMLBドラフトでピッツバーグ・パイレーツから指名されましたが、この時は契約せずミドル・ジョージア大学に進学します。1997年のドラフトでもタンパベイ・デビルレイズから指名されましたが、再び契約せずに大学生活を続けました。

現役時代

ハリスはケネソー州立大学に転校した後、1999年のMLBドラフトでボルチモア・オリオールズから指名を受け、プロ入りを果たします。2001年9月2日にはシアトル・マリナーズ戦でメジャーデビューを果たしました。その後、2002年にはクリス・シングルトンとのトレードでシカゴ・ホワイトソックスに移籍し、一時は二塁手のレギュラーを狙う地位に就きました。

2006年にボストン・レッドソックス、2007年にはアトランタ・ブレーブスに移籍。その年、ハリスは117試合に出場し、主に左翼手として活躍しました。前半戦では非常に好調で、打率.342を記録しましたが、後半戦で不振に陥る結果となり、マット・ダイアズにポジションを奪われてしまいます。さらにこの年には三塁手としても起用されました。オフシーズンにはワシントン・ナショナルズに移籍し、ニューヨーク・メッツやシンシナティ・レッズでもプレーし、2012年までメジャーでのキャリアを続けました。

引退後

ハリスは2018年にサンフランシスコ・ジャイアンツの傘下チームであるAA級リッチモンド・フライングスクウォーレルズの監督を務めた後、レッズの外野守備走塁コーディネイターを経て、2021年よりカブスの三塁コーチに就任しています。

プレースタイル

ハリスはもともと二塁手としてキャリアをスタートさせましたが、2006年以降は外野手としてのプレーが主流となりました。彼は二塁以外にも遊撃手、三塁手、左翼手、中堅手としても経験を積んでいます。特に2008年以降はパワーが増し、多くて2本だった本塁打数が、一気に年間7本以上打つ選手へと成長しました。特に2008年および2010年の2シーズンでは二桁本塁打を記録。加えて、2004年には19盗塁を決めるなど、脚力にも優れた選手です。

詳細情報

• - 年度別打撃成績: 各シーズンでの彼の成績は記録されており、彼の成長や技術向上が見て取れます。
• - 背番号: 彼はキャリアを通じて様々な背番号を身に着け、40（2001年）、12（2002年 - 2003年途中）、13（2003年途中 - 同年終了）、1（2004年 - 2005年、2008年）、2（2006年）、22（2007年、2009年 - 2011年）、9（2012年）、そして33（2021年 - ）がその例です。

ハリスは、選手としての成功を収めただけでなく、その後のキャリアにおいても指導者としての道を歩み続けています。

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