ウィンター・ライヴ1981 (アルバム)

ウィンター・ライヴ1981

『ウィンター・ライヴ1981』は、イエロー・マジック・オーケストラ（YMO）のライブアルバムで、1995年11月22日にアルファレコードからリリースされました。このアルバムには、1981年12月に新宿コマ劇場で行われたライブ公演の音源が収録されています。

アルバムの概要

本アルバムのオープニングを飾る「LOOM」は、アルバム『BGM』に収められたバージョンに観客の歓声が重ねられており、その臨場感が伝わります。さらに、アルバムに収録されている他の楽曲は、同じくこの公演の映像によるビデオグラムから音源が使用されています。このビデオグラムは、CBS・ソニーより販売されていました。

ジャケットアートワークは、YMOの他のアルバム『BGM』や『テクノデリック』を手掛けたアーティスト、奥村靫正が担当しており、視覚的にも楽しませてくれます。ライブセトリには、「LOOM」以外にも多くの人気曲が含まれており、ファンにとって貴重な記録となっています。

演奏された楽曲

この公演では、以下の楽曲が演奏されました：

• - LOOM
• - PROLOGUE
• - PURE JAM
• - LIGHT IN DARKNESS
• - CAMOUFLAGE
• - STAIRS
• - NEUE TANZ
• - HAPPY END
• - MUSIC PLANS
• - CUE
• - TAISO
• - COSMIC SURFIN'
• - EPILOGUE

特に「NEUE TANZ」では、坂本龍一がギターを演奏しており、彼の多才な才能が感じられます。また、同じく坂本龍一が「CUE」ではドラムを担当し、異なる楽器に挑戦する姿を見ることができます。「TAISO」は、音源としては初回の演奏が使用されていますが、映像版では2回目の演奏が収録されるという、興味深い工夫がなされています。

また、ライブ中には「体操」という曲が2回演奏されている点も注目です。これは、楽曲の人気がうかがえるエピソードであり、観客の期待に応えたライブならではの瞬間です。

まとめ

『ウィンター・ライヴ1981』は、YMOのファンにとって必聴の作品であり、ライブならではのエネルギーや観客の反応を感じることができる貴重な記録です。収録された楽曲は、YMOの持ち味であるテクノサウンドやポップセンスが見事に融合しており、聴く人の心をつかむ魅力にあふれています。このアルバムを通じて、1981年の冬の一夜が鮮やかに蘇ることでしょう。

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