ウインカーネリアン

ウインカーネリアン：重賞2勝の競走馬

ウインカーネリアン（Win Carnelian）は、2017年4月16日生まれのサラブレッドの競走馬です。冠名と宝石名を組み合わせた、覚えやすく美しい名前を持っています。

2歳シーズン、2019年は6月の東京競馬場でのデビュー戦で2着と惜しくも勝利を逃しましたが、続く福島競馬場でのレースで初勝利を飾りました。その後、新潟2歳ステークスにも挑戦しましたが、7着という結果に終わっています。

3歳となった2020年は、弥生賞ディープインパクト記念で8着という結果に終わりますが、持ち前の能力を発揮し、続くレースで2勝目を挙げます。そして、誰もが予想しなかった快挙を成し遂げます。皐月賞に17番人気という低評価の中出走、積極的にレースを進め4着という好成績を残したのです。この結果、東京優駿（日本ダービー）への優先出走権を獲得しました。しかし、ダービー本番では17着と結果を残すことができませんでした。その後は再び条件クラスのレースに出走しました。

4歳（2021年）になると、幕張ステークスで勝利し、オープン入りを果たします。しかし、ダービー卿チャレンジトロフィー出走予定の直前に右前肢のハ行が発見され、出走取消しとなります。検査の結果、蹄葉炎と診断され、約1年間の長期休養を余儀なくされました。

そして迎えた5歳（2022年）シーズン、3月の六甲ステークスで復帰。復帰2戦目となる谷川岳ステークスで1番人気に応え、見事勝利を収め、オープン昇格後初勝利を飾りました。続く米子ステークスも制覇し、リステッド競走を2連勝しました。そして、8月14日に行われた関屋記念で、重賞初制覇を達成します。レースでは逃げ馬を番手からマークし、直線で先頭に立つと、後続を突き放し、見事な勝利を収めました。しかし、マイルチャンピオンシップでは12着と結果を残せませんでした。

6歳（2023年）の始動戦は東京新聞杯でした。好スタートからハナを奪い、そのまま逃げ切り、後方から追い上げてきたナミュールをアタマ差抑え、重賞2勝目を挙げました。続く、3月25日にはドバイのゴドルフィンマイルへの招待を受け、海外遠征も予定されています。

ウインカーネリアンの血統背景にも注目です。祖母には1995年函館3歳ステークスで3着の実績を持つクリスチャンネームがいます。さらに、従兄弟には有名な競走馬オペラハウスとKayf Taraの兄弟がいるなど、優れた血統を受け継いでいます。

今後の活躍にも期待が高まるウインカーネリアン。その走りから目が離せません。

競走成績（2024年11月24日現在）

詳細な競走成績は、JBISサーチ、netkeiba.com、エミレーツ競馬協会、Total Performance Data、Equibaseなどのサイトで確認できます。

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