ウェスパ椿山駅

ウェスパ椿山駅は、青森県西津軽郡深浦町に位置するJR東日本五能線の駅です。この駅は、単式ホーム1面1線を有する地上駅で、弘前統括センター（五所川原駅）が管理する無人駅となっています。

歴史

2001年12月1日に臨時駅として開業し、当初は臨時快速「リゾートしらかみ」のみが停車していました。この列車は、五能線の美しい景色を堪能できる観光列車として人気を集めています。
2002年12月1日には普通列車も停車するようになり、一般旅客駅に昇格しました。これにより、地元住民の利便性が向上し、駅周辺の活性化にも貢献しています。
2010年4月1日には、管理駅が深浦駅から五所川原駅に変更となりました。
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駅舎と周辺施設

ウェスパ椿山駅の最大の特徴は、隣接する物産館コロボックルが駅舎機能を担っていることです。コロボックルでは、地元の特産品やお土産を購入できるほか、観光案内も行っています。駅を訪れた人々は、列車の待ち時間を利用して、地域の魅力を発見することができます。

また、ホームの北西寄りには、8620形蒸気機関車78653号が静態保存されています。このSLは、2006年に茨城県の神峰公園から譲り受けたもので、鉄道ファンにとっては見逃せないスポットとなっています。SLの存在は、駅に歴史的な趣を添え、観光客の目を引くシンボルとなっています。

駅名にもなっているウェスパ椿山は駅に隣接していましたが、2020年10月に閉鎖されました。その後、ウェスパ椿山にあった物産館コロボックルが独立し、2021年7月21日にリニューアルオープンしました。

駅周辺の観光

ウェスパ椿山駅は、周辺の観光地へのアクセス拠点としても重要な役割を果たしています。特に、不老ふ死温泉への無料シャトルバスが列車の到着時刻に合わせて運行されており、多くの観光客が利用しています。不老ふ死温泉の最寄り駅は艫作駅ですが、快速が停車するウェスパ椿山駅の方が便利であるため、観光客に重宝されています。

その他

2018年度と2019年度には、当駅の観光駅長の委嘱状交付後に、臨時快速「リゾートしらかみ」1号を出迎える取り組みが実施されていました。このようなイベントは、地域住民と観光客の交流を深め、駅周辺を盛り上げる一助となっています。

隣の駅

東日本旅客鉄道（JR東日本）
五能線
臨時快速「リゾートしらかみ」停車駅
快速：十二湖駅 ← ウェスパ椿山駅 ← 深浦駅
* 普通：陸奥沢辺駅 - ウェスパ椿山駅 - 艫作駅

ウェスパ椿山駅は、五能線の旅の途中下車に最適な駅です。物産館での買い物やSLの見学、温泉へのアクセスなど、様々な楽しみ方ができます。ぜひ一度、ウェスパ椿山駅を訪れて、地域の魅力を満喫してください。

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