陸奥沢辺駅

陸奥沢辺駅：五能線の歴史を刻む無人駅

陸奥沢辺駅（むつさわべえき）は、青森県西津軽郡深浦町大字沢辺字吉花に位置する、東日本旅客鉄道（JR東日本）五能線の駅です。開業から長い年月を経て、地域の風景に溶け込むように佇んでいます。

歴史

陸奥沢辺駅は、1936年（昭和11年）7月30日に国鉄の駅として開業しました。当時は西津軽郡岩崎村に位置していました。

1971年（昭和46年）10月1日：貨物および荷物の取り扱いが廃止され、駅は無人化されました。ただし、翌年の3月31日までは、日曜・祝日を除く6時から15時半まで旅客扱い要員が1名配置されていました。
1987年（昭和62年）4月1日：国鉄分割民営化により、東日本旅客鉄道の駅となりました。
2009年（平成21年）5月31日：簡易委託が解除され、再び無人化されました。
2010年（平成22年）4月1日：管理駅が深浦駅から五所川原駅に変更となりました。
2024年（令和6年）10月1日：えきねっとQチケのサービスを開始。

駅構造

陸奥沢辺駅は、単式ホーム1面1線を有する地上駅です。駅舎は、五能線の東八森駅や大間越駅、奥羽本線の撫牛子駅と同じデザインで、国鉄末期によく見られたカプセル式の待合所が特徴的です。現在は弘前統括センター（五所川原駅）が管理する無人駅となっています。

利用状況

JR東日本によると、2000年度（平成12年度）から2008年度（平成20年度）にかけての1日平均乗車人員は以下の通り推移しました。

（具体的な乗車人員のデータは省略されています）

駅周辺

駅周辺には、以下の施設や名所があります。

青森県道194号沢辺陸奥沢辺停車場線
国道101号
中山峠
玉坂川
岩崎海岸

隣の駅

東日本旅客鉄道（JR東日本）五能線における陸奥沢辺駅の隣の駅は以下の通りです。

□快速：通過
■普通：陸奥岩崎駅 - 陸奥沢辺駅 - ウェスパ椿山駅

陸奥沢辺駅は、五能線の旅において、静かに寄り添うように佇む駅です。訪れる人々に、過ぎ去った時代と、これからへの想いを繋ぐ場所として、その役割を果たし続けています。

外部リンク

* 駅の情報（陸奥沢辺駅）：JR東日本

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