ウルトラ・ヴァイヴ

株式会社ウルトラ・ヴァイヴ（ULTRA-VYBE, INC.）の概要

株式会社ウルトラ・ヴァイヴは、日本においてインディペンデントなレコード[[会社]]および出版社として知られています。1986年に初めて「SFC音楽出版」として設立されたこの会社は、音楽の発掘と再発行に特化した運営を行ってきました。

ソリッドレコードの立ち上げ

1986年2月3日、高護氏の主導で設立されたSFC音楽出版株式会社は、その初日にジャックスのアルバム『リアリゼイション』をリリースし、レコードレーベル「ソリッドレコード」を創設しました。当初、ソリッドレコードは、はっぴいえんどやはちみつぱい、頭脳警察といったアーティストの未発表音源のリイシューや、休みの国、ザ・フォーク・クルセダーズの廃盤の再発行に力を入れました。さらに、梅木マリやダニー飯田とパラダイスキング、弘田三枝子などの音楽も積極的に発掘し、音源リリースを行っていました。

1988年には、平山みきが歌う『ソリッドレコード夢のアルバム』がリリースされ、パール兄弟やビブラストーンのアーティストも参加しました。このように、ソリッドレコードは音楽シーンに独自の色を加え続けました。

ヒップホップからの進化

1989年、近田春夫が新バンド「近田春夫&ビブラストーン」の名義でデビューアルバム『Vibra is Back』をリリースしました。このアルバムは日本のヒップホップシーンに新たな風を吹き込んだ楽曲として評価されています。さらに1991年には、MEN'S 5のデビューアルバム『裏メンズ5』が登場し、独特の音楽スタイルを提示しました。

ソリッドレコードは、山下達郎が評価するように“良心的なマイナー・レーベル”として、数々の名作を生み出しましたが、1992年には活動が一時休止されました。

ウルトラ・ヴァイヴへの移行

2000年1月1日、会社は「株式会社ウルトラ・ヴァイヴ」として新たに出発しました。それ以降、カルチャー雑誌『HOTWAX』の編集・発行を手がけるとともに、1970年代を中心とした日本の映画や音楽の発掘にも注力しています。また、ディストリビューション事業部では「SWEET REPLIES」というレーベルを設け、インディペンデントアーティストの音楽リリースを促進しています。これにより多くの新しいアーティストが注目を集めるきっかけを得ています。

現在、ウルトラ・ヴァイヴは東京の下北沢に「mona records」というカフェも経営しており、音楽を愛する多くのファンが集まる場所となっています。

データ

• - 商号: 株式会社ウルトラ・ヴァイヴ
• - 設立: 1986年2月3日
• - 代表: 高護
• - 本店所在地: 東京都渋谷区西原

ウルトラ・ヴァイヴは、音楽の発掘と新たな才能の支援を通じて、日本の音楽シーンに多大な影響を与えている重要な存在です。

もう一度検索