エキストラエンド

エキストラエンド

エキストラエンド（英名：Extra End）は、日本の競走馬および種牡馬で、2009年4月7日に生まれました。馬名はカーリングの延長戦を意味しており、その名の通り、競馬業界で長い戦いを見せてきた馬です。彼の主な成績の中で特筆すべきは、2014年に勝利した京都金杯です。

戦績

エキストラエンドは、2012年1月5日に京都競馬場で3歳新馬戦に出走し、そこで4着の成績を残しました。彼はその後、2戦目で初勝利を挙げ、続けてあすなろ賞でも勝利しました。この好調を維持し、弥生賞にも出走を果たしましたが、最終的に5着という結果でした。次の京都新聞杯では3着とし、一時的に休養に入りました。

秋の初戦であるセントライト記念では6着に終わりますが、続く南武特別で勝利を収め、3勝目を達成しました。その後は、準オープンクラスに昇進したものの、格上挑戦の中で日経新春杯を含む4戦で勝利はありませんでした。しかし、そこからのシンボリルドルフカップとジューンステークスで連続勝利を収め、オープンクラスに上がりました。

秋の毎日王冠ではエイシンフラッシュに敗れて9着となり、その後山元トレーニングセンターへ放牧されます。トレーニングセンターでは、エキストラエンドがマイル路線で成功するとの見解があり、マイル重賞への出走が推奨されました。そして、2014年の初戦として京都金杯に挑み、内枠からの立ち回りにより見事に勝利しました。

その後の東京新聞杯で2着、マイラーズカップで3着と続き、新たな勝利には結びつかなかったものの、2015年の京都金杯や京成杯オータムハンデキャップではタイム差なしの2着を記録。2016年には東京新聞杯でスマートレイアーを相手に2着となるなど、常に上位に顔を見せる活躍をしていました。

しかし、中距離路線に戻った後、小倉記念でクランモンタナに次ぐ3着と着実に力を示しましたが、2016年12月に開催されたチャレンジカップで最後の競走となり、2017年1月11日に競走馬登録を抹消されました。

引退後

引退後は種牡馬としての道を歩み始めました。当初は社台ファームでの繋養が予定されていましたが、最終的には新冠町のクラックステーブルに繋養されることとなります。初年度の産駒は3頭に限られていましたが、その中の1頭であるマツリダスティールが不来方賞などの地方競馬の重賞を複数勝利するなど、父としての先駆けを果たしました。

主な産駒

• - マツリダスティール：不来方賞、イーハトーブマイル、ジュニアグランプリ、若鮎賞に勝利

また、エキストラエンドの血統には、彼の半兄であるローエングリン（中山記念2回、マイラーズカップ2回）や、レゴラスがいます。これにより、エキストラエンドは優れた血統を受け継いでおり、競走馬としての家系が明らかになっています。彼の競走成績は、今後も注目されることでしょう。

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