エクシング

株式会社エクシング（XING INC.）について

株式会社エクシングは、通信カラオケを中心とした事業を展開する企業で、業界の中で非常に堅実な位置を占めています。エクシングは日本における通信カラオケの代表的なブランド「JOYSOUND」と「UGA」を運営しており、さまざまなエンターテインメントコンテンツを提供しています。1992年にブラザー工業、インテック、旧ブラザー販売の三社によって設立されたこの会社は、愛知県名古屋市に本社を構えています。

歴史と発展

エクシングの歴史は1992年に始まり、その設立の目的は業務用の通信カラオケ「JOYSOUND」の企画と開発でした。設立以来、エクシングはカラオケ機器の販売やサービス、さらにモバイルコンテンツの提供に注力してきました。特に「JOYSOUND」は、かつて通信カラオケ業界のトップシェアを誇るブランドでした。

1990年代半ばから2000年代初頭にかけて、エクシングは家庭用ゲーム機向けのソフトウェア開発も行っておりましたが、その後カラオケ関連事業にシフトしています。2006年には日本ビクターからカラオケ事業子会社の全株式を取得し、さらに2009年にはUSENの子会社であるBMBも買収し、通信カラオケ業界でのポジションを強化しました。

市場シェアの拡大

エクシングは、2010年にBMBを吸収合併することで、業界シェアの約2位となり、第一興商と並ぶ複占体制を築きました。この吸収合併によって、エクシングは各種カラオケ機種の権利を獲得し、より多くの顧客にサービスを提供できるようになりました。また、BMBの海外事業はBMBインターナショナルとして新たに設立された子会社に移管され、こちらも継続的に製品を展開しています。

現在の事業内容

エクシングは、通信カラオケの他にも多くのモバイルコンテンツやネットワークコンテンツを提供しています。特に、EXERMUSICとして知られるジョギング用音楽配信サービスは人気を博しており、利用者から高い評価を受けています。

また、エクシングはカラオケ事業の枠を超えて、様々なエンターテインメントコンテンツの提供や協業も行っています。2013年には、韓国のカラオケ機器メーカーとの提携を発表し、日本の市場においても彼らの製品の代理店となることで、さらなるビジネス展開を図っています。

展望と未来

2023年には新たに「JOYSOUND LIVER PROMOTION」のサービスを立ち上げ、ライバーのマネジメント事業にも取り組み始めました。これは、通信カラオケ業界にとどまらず、より広範なエンターテインメント領域においてもそのブランドを広げる大きな一歩となるでしょう。

エクシングは今後も技術革新と市場の需要に応じたサービス提供を行っていくと期待されており、音楽とエンターテインメントの発展に寄与する存在であり続けることが期待されています。

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