エフェラ アンド ジリオラ ジ・エンブレム フロム ダークネス

『エフェラ アンド ジリオラ ジ・エンブレム フロム ダークネス』について

『エフェラ アンド ジリオラ ジ・エンブレム フロム ダークネス』は、1991年12月13日にブレイン・グレイからリリースされたPCエンジンCD-ROM²用のアクションRPGです。この作品は、ひかわ玲子のファンタジー小説「女戦士エフェラ＆ジリオラ」シリーズを原作としており、魅力的なキャラクターたちと共に冒険が繰り広げられます。

ゲームの概要

プレイヤーは、エフェラまたはジリオラのいずれかを選んで物語を進めることになります。それぞれのキャラクターには異なる特性があり、エフェラは魔法を利用した遠距離攻撃や広範囲攻撃を得意としています。一方、ジリオラは魔法を使用できず、近接攻撃に特化したキャラクターであり、通常攻撃の威力はエフェラよりも高いという特徴があります。この2人は同時に操作することも可能で、2人プレイモードでは協力して戦う楽しさも味わえます。

ストーリーはエフェラやジリオラの選択によって変化しないため、プレイヤーは異なるキャラクターの特性に応じて戦略を練ることが求められます。

登場キャラクター

本作には多彩なキャラクターが登場します。エフェラは本作の主人公で、声を担当するのは松井菜桜子さんです。彼女のパートナーであるジリオラは伊倉一恵さんが演じており、二人とも魅力あふれるキャラクターとして描かれています。

他にも、ユリオン（声：冬馬由美）、ルビエラ（声：麻美順子）、セルディオン男爵（声：銀河万丈）など、さまざまなキャラクターがストーリーを盛り上げます。特に、ゲームのラストボス役として登場する皇母（声：吉田理保子）は、その存在感がプレイヤーに強く印象を残すことでしょう。

音楽とスタッフ

音楽は本作の雰囲気を引き立てる重要な要素であり、挿入歌「信じる想い」は本田省二さんが作曲、K.MIKIさんが作詞を手掛けています。この楽曲は、エモーショナルなシーンをより感動的にする役割を果たしています。

開発には多くのスタッフが携わっており、原作のひかわ玲子さんを始め、日本放送作家協会の山本優さんやキャラクターデザインの土器手司さんなど、各分野のプロフェッショナルが集まりました。ゲームはブレイン・グレイによって作られ、多くの人々によって支えられました。

ゲームの評価

『エフェラ アンド ジリオラ ジ・エンブレム フロム ダークネス』は、いくつかのゲーム誌から評価を受けました。例えば、『ファミコン通信』のクロスレビューで18点（満40点）、『月刊PCエンジン』では平均72点（満100点）など、各誌でさまざまな評価が下されています。また、PC Engine FANの読者投票では21.38点という結果が出ており、1993年の時点で全485本中209位にランクインしています。この作品は、ファンタジーのファンやアクションRPG愛好者にとって魅力ある選択肢の一つと言えるでしょう。

まとめ

『エフェラ アンド ジリオラ ジ・エンブレム フロム ダークネス』は、豊かなストーリーと魅力的なキャラクター、戦略的なプレイが楽しめるゲームです。プレイヤーはお気に入りのキャラクターを選び、幻想的な世界で冒険を繰り広げることができます。ファンタジーとアクションRPGに興味のある方には特におすすめの作品です。

もう一度検索