エフエム福島

株式会社エフエム福島について

株式会社エフエム福島（FM Fukushima Co., Ltd.）は、福島県を放送対象地域とする特定地上基幹放送事業者であり、愛称は「ふくしまFM」です。コールサインはJOTV-FMで、JFN系列局に属しています。本社は郡山市神明町に位置し、福島市にもスタジオを持っています。

概要

福島県にFM周波数が割り当てられた際、既存のラジオ局との調整が長期間にわたり難航しましたが、1995年に開催されたふくしま国体を契機に、調整が進み、同年にふくしまFMが開局しました。この局は県域放送の中で唯一の平成新局として、地域に密着した情報を提供しています。また、県内ニュースの一部は福島民友から配信を受けています。

事業所

• - 本社・スタジオ：福島県郡山市神明町4-4（〒963-8013）
• - 福島支社・福島スタジオ：福島県福島市栄町6-6 ユニックスビル7階（〒960-8031）
• - 東京支社：〒102-0083 東京都千代田区麹町1-8 JFNセンター4階

沿革

1995年3月2日に設立され、10月1日にふくしまFMは全国で45番目の局として開局しました。開局当初から文字多重放送（見えるラジオ）も開始しましたが、2014年にこのサービスは廃止されました。その後も、2018年からはV-Low帯マルチメディア放送やインターネットラジオサービスも始めましたが、このサービスは2020年に終了しています。2020年には開局25周年を迎え、記念日にはHPのリニューアルも行われました。

周波数・出力

ふくしまFMは平成新局であるため、開局して以降は資本の余裕がなく、県内の一部地域ではNHK-FM放送の中継局が設置されていますが、当局の中継局は2018年には設置されていませんでした。

東日本大震災とその影響

2011年3月11日に発生した東日本大震災では、白河中継局での放送が一時停止しました。これは地震によって鉄塔が倒壊したためで、復旧まで数日を要しました。同様に原町中継局でも停電の影響で放送が停止していました。

プログラム編成

最近の週の番組編成としては、自社制作の「ふくしまFMニュース」に加え、様々な音楽番組や企画が定期的に放送されています。目を引く自社制作番組には、地域の情報や音楽に焦点を当てたコンテンツが多く、リスナーとの交流も意識されています。

主なアナウンサー・パーソナリティ

ふくしまFMには、古賀徹、三吉梨香、矢野真未など多くのアナウンサーが在籍しています。また、過去のアナウンサーには著名な名前も多く、彼らは現在フリーや他の媒体で活躍しています。パーソナリティには地域で親しまれているキャラクターも多く、地域のイベントなどにも参加しています。

ネット配信と東日本大震災後の取り組み

2014年からは福島県内限定でradikoの配信を行うようになり、リスナーはどこでもリアルタイムで番組を楽しむことができるようになりました。さらに震災後には被災者支援のために特別なプログラムも放送され、多くの人々に感動を与えました。

その他の情報

本社のスタジオは道路に面しており、放送中の番組を観覧することができる特別な体験を提供しています。また、一時期仙台にも営業拠点があったものの、現在は撤退しています。

株式会社エフエム福島は地域の情報を大切にしながら、リスナーとのつながりを深め、福島県における重要なメディアの役割を果たしています。

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