エフエム諫早

株式会社エフエム諫早（エフエムいさはや）

株式会社エフエム諫早は、長崎県諫早市を主な放送エリアとした特定地上基幹放送事業者です。この局は「レインボーFM」という愛称で知られ、地域密着型のコミュニティ放送を行っています。開局は2000年（平成12年）で、長崎県では初めてのコミュニティ放送局です。当初、「情報のかけはし」という理念を基に放送をスタートしました。

概要と歴史

2000年1月1日に開局し、周波数77.1MHzで放送を開始しました。この周波数は「なない（ろ）」と音の響きが似ていることから選ばれました。放送局の本社およびスタジオは、宇都町にある諫早市健康福祉センターに設置されています。受信可能人口は開局時において県央地域で約24万人に達し、地域の重要な情報源としての役割を果たしています。

放送は日曜の深夜27時から29時を除いて24時間行っており、自主制作番組以外の時間帯はミュージックバードの番組が流れています。一時期はJ-WAVEの再送信も行っていました。FM++を用いたインターネット配信も行っており、地域外のリスナーにもアクセス可能です。

沿革

1999年11月15日に放送局の予備免許を取得し、11月25日に株式会社エフエム諫早を設立しました。続いて12月22日に正式な放送局免許を取得し、2000年1月には正式に開局しました。2002年4月には、著名な脚本家である市川森一がゼネラルプロデューサーに就任し、その後の発展に寄与しました。2012年には経営者が交代し、さらなる成長を遂げることとなりました。

主な番組

エフエム諫早は様々な番組を提供しています。例えば、「きらきら☆レインボー」は月曜日から金曜日の朝7時から9時まで放送される人気番組です。また、「ナナイロ☆あふたぬーん」や「おかえり☆」、「Grooving Story」などの多彩な番組ラインナップも魅力です。特に緊急告知防災ラジオのサービスも提供しており、地域の安全情報を迅速に伝える役割も担っています。

地域との連携

エフエム諫早は地域とのつながりを大切にし、2016年からは緊急告知防災ラジオを販売し、地域住民への周知を図っています。このラジオはエフエム諫早の放送を受信できるだけでなく、FM長崎やNHKのラジオ放送も受信可能です。こうした取り組みは災害時の情報提供に重要な意味を持ち、地域社会の安全を守る手助けとなっています。

株式会社エフエム諫早は、今後も地域密着の放送局として、住民の生活に密接に関わる情報を提供し続けることでしょう。

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