エンジェル (藤井フミヤのアルバム)

藤井フミヤ 1st アルバム『エンジェル』

1994年4月6日にポニーキャニオンからリリースされた、藤井フミヤの記念すべき1枚目のオリジナルアルバムが『エンジェル』です。このアルバムは、彼のソロアーティストとしてのキャリアを鮮やかにスタートさせた作品であり、音楽ファンにとって特別な存在です。

アルバム概要

アルバムには、シングルとしてリリースされた「TRUE LOVE」「女神（エロス）」「エンジェル」を含む全10曲が収録されています。当初のアルバムタイトルは『FFF』や『バースデイ』といった候補がありましたが、最終的に『エンジェル』というタイトルに決定しました。アートディレクターにはSEE GEE GENが起用され、アルバム全体のビジュアルイメージを形成しています。

『エンジェル』は、オリコンチャートのアルバム部門で初登場1位を獲得し、その後2週連続で1位をキープするという快挙を達成しました。この事実は、当時における藤井フミヤの圧倒的な人気と、アルバムのクオリティの高さを証明するものです。

収録曲詳細

アルバムの全曲は藤井フミヤ自身が作詞とプロデュースを手がけ、編曲は藤原ヒロシ、KUDO、小倉博和が担当しています。また、ストリングスアレンジは金子飛鳥が担当し、楽曲に深みを与えています。

1. BIRTH
作曲：NAO
2. BODY
作曲：藤井フミヤ
3. 609
作曲：Char
Charがギターソロとコーラスで参加。
4. 女神（エロス）
作曲：桜井和寿
3rdシングルとしてリリース。イントロ部分がシングルバージョンとは若干異なります。
5. 白い太陽
作曲：藤原ヒロシ
6. 告白
作曲：KUDO
7. 堕天使
作曲：土屋昌巳
8. 落陽
作曲：NAO
NHK総合ドラマ『企業病棟』の主題歌として使用されました。
9. TRUE LOVE
作曲：藤井フミヤ、編曲：佐橋佳幸
2ndシングルとしてリリースされ、大ヒットを記録しました。
10. エンジェル
作曲：小倉博和
4thシングルとしてリリース。

参加ミュージシャン

アルバムには、以下の豪華ミュージシャンたちが参加しており、それぞれの持ち味を生かした演奏で楽曲を彩っています。

ドラムス：小田原豊、湊雅史、江口信夫、古田たかし（DSL）
ベース：渡辺等、小原礼、樋沢達彦、有賀啓雄、バカボン鈴木、根岸孝旨（DSL）
ギター：小倉博和、佐橋佳幸、Char、長田進（DSL）
キーボード：富田素弘、斎藤有太、河合代介、西本明
その他：大石真理恵（ヴィブラフォン、パーカッション）、八木のぶお（ブルースハープ）、NAO（口笛）、スティーヴ エトウ（スペシャル・バイオレントS.E.）
プログラミング：松武秀樹、小西智之、KUDO
ストリングス：金子飛鳥ストリングス

アルバムの特徴

『エンジェル』は、藤井フミヤの音楽的な多様性と、豪華ミュージシャンたちの卓越した演奏が融合した作品です。各楽曲のジャンルも多岐にわたり、バラードからロック、ポップスまで幅広い音楽性が堪能できます。特に、「TRUE LOVE」や「女神（エロス）」といったシングル曲は、多くの人々に愛される名曲として知られています。

このアルバムは、藤井フミヤのソロアーティストとしての才能を強く印象づけただけでなく、90年代のJ-POPシーンを代表する作品の一つとして、その名を刻んでいます。

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