オリンピア (企業)

株式会社オリンピア：パチンコ・パチスロ業界の歴史を彩る企業

株式会社オリンピア（OLYMPIA CO., LTD.）は、東京都に本社を構える、パチンコ・パチスロ業界を代表する大手メーカーです。現在は大手パチンコメーカーである株式会社平和の完全子会社となっています。創業以来、数々の革新的な機種を開発し、業界の発展に大きく貢献してきました。

平和との関係

オリンピアと平和の関係は、2000年の資本提携に始まります。提携後、オリンピアは平和が販売するパチスロ機の開発を担い、『主役は銭形』などの人気機種を生み出しました。その後、2002年には平和名義でパチンコの製造を開始し、2003年には自社販売ブランド「GOLD」を立ち上げ、パチスロ機『ジュピタークイーン』を発表しました。2005年には日工組に加盟し、自社でのパチンコ製造を開始しました。

2006年には、平和販売のブランドとして「平和BROS」を設立。また、フィールズとの提携により「GOLDオリンピア」、オーイズミとの提携により「オーイズミNEO」といった新たなブランドも展開し、平和以外の企業との連携を深めました。

しかし、2007年には平和が株式交換方式でオリンピアを完全子会社化しました。一方で、オリンピアの筆頭株主であった石原ホールディングスが平和の経営権を取得するという複雑な状況となり、事実上オリンピアが平和を買収した形となりました。

2009年には、オリンピアの営業・販売部門が平和に譲渡され、以降オリンピアブランドでのパチンコ機発売はストップしました。しかし、オリンピアで発売されていた「CR元祖!大江戸桜吹雪」の後継機が平和から発売されたり、平和の「アントニオ猪木」シリーズの最新機種がオリンピアから発売されたりするなど、両社の関係は現在も続いています。

パチスロ機種一覧

オリンピアは、数多くの人気パチスロ機を世に送り出してきました。以下に主な機種をまとめます。

3号機以前（主要機種）
1986年 - スターダスト（1号機）、ビキニ（1号機・初の沖スロ）
1988年 - バニーガール（2号機）
1990年 - スーパーバニーガール（2号機）
1992年 - バニーX.O（3号機)

4号機（主要機種）
1994年 - プレイガールV（初の4号機）
1996年 - コブラII（初のタイアップ機）
1997年 - ファイナルバニー
1998年 - ビーキッズクラブ、リトルパイレーツ（コナミと共同開発）、ビーナスライン（初の7ライン機）
1999年 -スーパースターダスト
2000年 - ホットロッドクイーン
2001年 - 南国物語、レースクイーン2（AR機）、島唄-30、トリックモンスター（初のAT機）
2002年 - スペースバニー、花伝説、※ジュピタークイーン
2003年 - 島娘-30、爆風、※黄金神
2004年 - 南国育ち、お見事!サブちゃん
2005年 - ジェロニもんS、ヒデキに夢中!!、ニュー島唄-30
2006年 - ※キングオブマウス

※印は、ゴールドオリンピアブランドから発売された機種です（旧GOLDブランドを含む）。

5号機以降
5号機、5.5号機、5.9号機、6号機と、時代の変化に合わせて様々な機種を開発しています。

パチンコ機種一覧

パチンコ機においても、数々の機種を開発・販売していました。具体的な機種名については、詳細な情報が不足しているため、ここでは割愛します。

スポンサー活動

オリンピアは、格闘技イベントのスポンサーも積極的に行っていました。

HERO'S - 2007年の冠スポンサー
DREAM - 平和と交代で冠スポンサーを務めた

まとめ

株式会社オリンピアは、パチンコ・パチスロ業界において、その歴史と実績において重要な位置を占める企業です。数々の革新的な機種を生み出し、業界の発展に大きく貢献しました。現在は平和の完全子会社となりましたが、そのブランドは業界関係者やファンから広く認知されています。

関連項目

パトロット

外部リンク

株式会社オリンピア
株式会社平和
株式会社オーイズミ
* フィールズ株式会社

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