オリヴィエ・ハンラン

オリヴィエ・ハンラン：カナダが生んだ才能あるコンボガード

オリヴィエ・ハンラン（Olivier Hanlan）は、1993年2月15日生まれ、カナダ・ケベック州エルメ出身のバスケットボール選手です。193cmの身長と86kgの体重を生かし、コンボガードとして国内外で活躍しています。

ハイスクール時代

ニューハンプシャー州のニューハンプトン校で才能を開花させました。ジュニア、シニアイヤーには目覚ましい活躍を見せ、シニアではオールNEPSAC AAAファーストチームに選出されるなど、その実力は早くから注目を集めました。大学進学の際には、デイトン大学、アイオワ大学、ノースイースタン大学、ノートルダム大学など、多くの名門大学から勧誘を受けました。

大学時代

ボストン・カレッジに2012年から2015年まで在籍し、NCAAの舞台でその才能を発揮しました。1年生のシーズンから33試合に出場し、1試合平均15.4得点を記録。2013年のACC男子バスケットボールトーナメントでは準々決勝に進出し、アトランティック・コースト・カンファレンスの新人賞を獲得するなど、輝かしい成績を残しました。

プロとしてのキャリア

2015年のNBAドラフトで、ユタ・ジャズから2巡目42位で指名を受け、プロとしてのキャリアをスタートさせました。NBAでのプレーはすぐに実現しませんでしたが、その後、ヨーロッパの複数のリーグで活躍しました。

BCジャルギリス (2015-16): リトアニアの強豪チームでプレーし、リーグ優勝を経験しました。
サンアントニオ・スパーズ (2016): ボリス・ディアウとのトレードで交渉権が移籍しましたが、NBAのロースターには残れませんでした。
ル・マン・サルト・バスケット (2016-17): フランスでプレーしました。
オースティン・スパーズ (Gリーグ): NBAサマーリーグに参加後、Gリーグのオースティン・スパーズと契約しました。
アリスBC (2021-22): ギリシャA1バスケットボールリーグで15試合に出場し、1試合平均20.9得点、3.5リバウンド、2.9アシストという好成績を残しました。
バレンシア・バスケット (2022): スペインで8試合に出場し、1試合平均8.5得点を記録。フリースロー成功率は91.4％と高い精度を誇りました。
* ガジアンテップ・バスケットボール (2022-): FIBAヨーロッパカップとバスケットボール・スーパー・リーグに所属するトルコのチームと契約しました。

ナショナルチーム

カナダ代表としても活躍しており、U19世界選手権やU17世界選手権に出場しました。U17世界選手権では、3位決定戦で15得点、4アシスト、5リバウンドを記録し、チームの銅メダル獲得に貢献しました。2017年のFIBAアメリカップにも選出されています。

オリヴィエ・ハンランは、その高い得点能力と、国際舞台での豊富な経験で、これからもバスケットボール界で活躍していくことが期待される選手です。

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