オーストラリア航空

オーストラリア航空（Australian Airlines）は、かつて存在したオーストラリアの格安航空会社です。2001年にカンタス航空の100%出資により設立され、主にオーストラリア国内およびアジア地域への路線を展開していました。

概要

カンタス航空は、自社のブランド戦略を見直し、カンタスとジェットスターの2つにブランドを統合することを決定しました。この決定に伴い、オーストラリア航空は2006年に運航を終了しました。オーストラリア航空は、主に観光目的の利用者をターゲットとしており、ケアンズ国際空港を拠点に、ボーイング767-300型機をオールエコノミー仕様で運航していました。

カンタス航空の系列会社ではありましたが、同社のマイレージプログラムである「カンタス・フリークエントフライヤー」のマイル積算対象にはなっていませんでした。日本においては、親会社であるカンタス航空が代理業務を行い、予約や問い合わせの対応を行っていました。

2006年7月、カンタス航空はカンタスとジェットスターの2大ブランド戦略の一環として、オーストラリア航空のブランドを廃止しました。しかし、オーストラリア航空自体はウェットリース会社として存続し、運航と客室乗務員をリースする形で、既存路線はカンタスブランドで運航されることになりました。

2007年8月、9月からは、ケアンズ－名古屋・大阪線がジェットスター航空によって運航されることになり、カンタス航空は2007年8月末をもってオーストラリア航空（ウェットリース会社）を閉鎖することを決定しました。

2007年9月、カンタス航空は新たにケアンズを拠点とすることを決定しました。オーストラリア航空の全客室乗務員はカンタス航空に移籍し、大部分が引き続きケアンズを拠点としてカンタス航空の乗務員として、国内線や近中距離国際線のフライトを担当することになりました。

コードデータ

IATA航空会社コード：AO
ICAO航空会社コード：AUZ
コールサイン：Australian

就航していた空港

オーストラリア

ゴールドコースト (ゴールドコースト空港)
メルボルン (メルボルン空港)
パース (パース空港)
シドニー (キングスフォード・スミス国際空港)

中華人民共和国

香港 (香港国際空港)

インドネシア

デンパサール (デンパサール国際空港)

日本

札幌 (新千歳空港)
名古屋 (中部国際空港)
大阪 (関西国際空港)
福岡 (福岡空港)

マレーシア

コタキナバル (コタキナバル国際空港)

シンガポール

シンガポール (シンガポール・チャンギ国際空港)

脚注

関連項目

格安航空会社
格安航空会社の一覧

外部リンク

カンタス航空（英語）

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