オーム電機 (東京都)

株式会社オーム電機は、家電製品やAV機器などの開発、製造、販売を手掛ける電気用品メーカー兼ベンダーです。1955年に家電小売店として創業しましたが、1974年にオーディオキット・パーツの製造卸売へと業態を転換しました。その後、1978年には画期的な超薄型ステレオ「ブックコンポ」を開発するなど、オーディオ関連製品に加え、家庭用配線器具、電話機、OA用品など、多岐にわたるオリジナル商品を展開しています。

現在では、携帯ラジオやラジカセ、ヘッドフォンといったオーディオ製品から、照明器具、乾電池、電球、LED電球、さらには理美容関連商品まで、日常生活に密着した幅広い製品を取り扱っています。北海道から佐賀県まで、全国に事業所を設け、広範な物流ネットワークを駆使し、小売店や市場のニーズに迅速に対応しています。なお、静岡県浜松市に同名のオーム電機株式会社が存在しますが、こちらは重電・産業用電気機器メーカーであり、当社とは全く別の企業です。

沿革

1955年11月 - 東京都北区桐ケ丘にてオーム電機を創業。
1958年8月 - 資本金50万円で有限会社オーム電機商会を設立。
1971年5月 - 本社を東京都豊島区池袋に移転。
1974年9月 - オーディオキット・パーツの製造卸を開始。
1975年9月 - 田中商事株式会社を買収し、株式会社オーム電機へ社名変更。
1975年10月 - 電気用品の輸入を開始。
1978年9月 - 超薄型ステレオ「ブックコンポ」を開発。
1979年3月 - 「ブックコンポ」をアメリカとヨーロッパへ輸出。
1988年11月 - 東北事業所を岩手県北上市に開設。
1989年11月 - 中国事業所を岡山県倉敷市に開設。
1990年8月 - 関東事業所を埼玉県北埼玉郡に開設。
1991年11月 - 株式会社オーム電機が有限会社オーム電機商会を吸収合併。
1993年11月 - 新潟事業所を新潟県西蒲原郡に開設。
1994年6月 - 北九州事業所を福岡県京都郡に開設。
1995年4月 - 嵐山事業所を埼玉県比企郡に開設。
1995年5月 - 三重事業所を三重県員弁郡に開設。
1995年9月 - 札幌事業所を北海道石狩市に開設。
1996年1月 - 茨城事業所を茨城県牛久市に開設。
1997年1月 - 吉川事業所を埼玉県吉川市に開設。
1998年8月 - 中国事業所を三重事業所に統合。
1999年2月 - 嵐山事業所を茨城事業所に統合。
2002年10月 - 新潟事業所を関東事業所に統合。
2005年2月 - 西日本事業所を兵庫県三木市に開設。
2011年3月 - 九州事業所を佐賀県鳥栖市に開設。
2011年4月 - 北九州事業所を九州事業所に統合。
2012年7月 - 東北事業所を岩手県北上市内へ移転。
2015年10月 - 三重事業所を西日本事業所に統合。

事業所

札幌事業所 - 北海道石狩市新港西2-786-3
東北事業所 - 岩手県北上市相去町山根梨の木43-151
茨城事業所 - 茨城県牛久市奥原町1650-85 つくば南奥原工業団地
関東事業所 - 埼玉県加須市豊野台1-563-5
吉川事業所 - 埼玉県吉川市旭3-8 東埼玉テクノポリス
九州事業所 - 佐賀県鳥栖市原町長田1906
西日本事業所 - 兵庫県三木市志染町戸田字中尾1838-231

主な製品

オーディオ機器、照明器具、白熱球、LED電球、懐中電灯、テーブルタップ、配線モール、互換インクカートリッジ、シュレッダー、センサーライトなど。

その他

風評被害

オウム真理教事件発生時、同名の宗教団体と混同され、多くの問い合わせや風評被害を受けました。このため、段ボール箱の社名を隠し、「発売元OHM」と表記した新しい段ボール箱を使用したり、「弊社はいかなる宗教団体とも関係ございません」と記したシールを作成するなど、対策に追われました。

排除命令

2007年11月20日、公正取引委員会は、当社が販売する「124S 超音波蚊よけ器」「OMR-03 ミニライト付き蚊よけ器」について、製品パッケージに表示された効果が実際には得られないとして、不当景品類及び不当表示防止法違反による排除命令を下しました。これらの商品には「蚊をシャットアウト」「蚊が逃げる！」「血を吸うメスの蚊が嫌う周波数の音波を発生」などと記載されていましたが、実際には蚊を寄せ付けない効果は確認されませんでした。

外部リンク

株式会社オーム電機
オーム電機ダイレクト
【株式会社 オーム電機】商品PR室 (@ohm_electric) - X（旧Twitter）
OHM_ELECTRIC_INCオーム電機 - YouTubeチャンネル

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