カツジ

カツジ（Katsuji）

カツジは2015年4月27日に誕生した日本の競走馬で、競馬界での華々しい経歴を持っています。主な勝利には2018年のニュージーランドトロフィーと2020年のスワンステークスがあり、今も多くのファンに愛されています。

馬名の由来

カツジの馬名は、オーナーであるカナヤマホールディングス会長の金山政信の遠縁にあたる「勝次」という人物に由来しています。この名前が選ばれた背景には、金山自身がこの馬に特別な期待を寄せていたことが挙げられます。金山は通常、自ら馬名を命名しないため、この名前には特別な意味合いが込められています。

戦績の概要

2歳（2017年）

カツジは2017年10月21日に新馬戦（京都芝1600m）でデビューしました。松山弘平が騎乗し、期待に応えて初勝利を挙げます。2戦目ではデイリー杯2歳ステークスに出走し、2着という成績を残しました。

3歳（2018年）

3歳に進むと、初戦はきさらぎ賞で5着に終わりますが、続くニュージーランドトロフィーで見事に1着を獲得します。これにより、NHKマイルカップの優先出走権を得ますが、本番では8着に終わりました。さらに、毎日王冠では古馬との初対戦となり12着、マイルチャンピオンシップで4着と、順位を回復します。

4歳（2019年）

この年は京都金杯で8着、洛陽ステークスで3着という成績の後、引き続き東風ステークスで6着、ダービー卿チャレンジトロフィーで11着と、厳しいレースが続きます。それに伴って、故障による休養に入ります。

5歳（2020年）

復帰後の東風ステークスでは6着にとどまりますが、スワンステークスでのレースでは、岩田康誠騎手の指揮のもと、1馬身差で快勝を収め、重賞の2勝目を記録しました。その後、マイルチャンピオンシップでは17着と残念な結果になりました。

6歳（2021年）

この年、阪急杯、高松宮記念で15着と凡戦が続き、函館スプリントステークスで5着に入りますが、その後も思うような結果が出ず、スワンステークスやチャンレンジカップでは敗退しました。

7歳（2022年）

カツジは障害に転向し、2022年6月に障害未勝利戦に出走しますが、11着という結果に終わります。その後も未勝利戦で5着と3着に留まったものの、2023年1月に競走馬登録を抹消し、引退しました。

現在、カツジは広島県東広島市の広島県立西条農業高校で乗馬として新しい生活を送っています。

競走成績

カツジの競走成績は、JBISサーチおよびnetkeiba.comをもとにしたデータにより、詳細に記録されています。特に、兄であるミッキーグローリーとの対戦は、兄弟対決として注目を浴びました。

カツジの血統背景も興味深く、母メリッサは北九州記念の勝ち馬であり、全兄ミッキーグローリーも複数の重賞勝ち馬として名を馳せています。血統的には、名牝ガーネツトの全妹にあたる血筋を引いています。

カツジの競走生活は、多くのドラマや興奮に満ちたものでした。引退後の彼の新たな道でも、彼の魅力は色あせることがありません。

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