ミッキーグローリー

ミッキーグローリー（Mikki Glory）

ミッキーグローリーは、日本の競走馬で、特に2018年の京成杯オータムハンデキャップ（GIII）や2019年の関屋記念（GIII）での勝利が知られています。彼の経歴は、競馬ファンにとって必見のストーリーです。

経歴

ミッキーグローリーは、2013年4月3日に北海道新ひだか町の岡田スタッドで誕生しました。物理的には、彼の体重は550kgを超えるほど成長し、出生時からその存在感は特別でした。デビュー前より、高い評価を受けており、同年のセレクトセールで6800万円（税抜）で落札されました。彼は美浦・国枝栄厩舎に入厩し、外厩はノーザンファーム天栄を利用していました。

デビューは2015年8月で、そこからキャリアのスタートを切りました。2016年2月にはデビューから3戦目にして初勝利を達成し、同年の4月には2勝目も記録しましたが、その後脚部に不安を抱え約1年半の長期休養を余儀なくされ、出世が遅れる結果となりました。

彼の復帰のきっかけとなったのは2018年7月の阿武隈ステークス（1600万円下）での勝利です。この勝利によってオープンクラスに昇格し、京成杯オータムハンデキャップではクリストフ・ルメール騎手とのコンビで見事に重賞初勝利を収めました。レースでは中団を追走し、直線での強烈な伸びを見せて他馬を上回る結果となりました。

次のレースでは初のG1であるマイルチャンピオンシップに挑戦しました。最後方待機からの追い込みで、3F33秒4の素晴らしい伸びを見せ、勝ち馬に対して0.2秒差の5着に入りました。2019年には更なる期待がかかっていましたが、3月に第1指骨の剥離骨折が判明し、復帰は夏まで延期されました。

その間、彼のファンや関係者は心配をしていましたが、復帰戦となった関屋記念では、9ヶ月のブランクにも関わらず再び1番人気に推され、力強い末脚を駆使して見事に優勝を飾りました。この勝利によって重賞2冠目を達成しました。

しかし、その後の調整過程で9月10日に右前脚に屈腱炎を発症し、引退が決定されました。2019年9月15日には競走馬登録が抹消され、その後2020年からは北海道新ひだか町のレックススタッドで種牡馬としての新たな人生をスタートさせました。

競走成績

ミッキーグローリーの競走成績を分析すると、数々のレースで素晴らしい才能を示してきました。彼は特に重賞レースにおいて、他馬に負けない競争力を発揮し、その成績によって多くのファンを魅了してきました。具体的な成績は、netkeiba.comなどの競馬情報サイトで確認できます。

種牡馬成績

引退後の彼は、種牡馬としても注目を浴びており、既に地方重賞優勝馬を筆頭に多くの産駒を持っています。2021年産のワラシベチョウジャは2023年のネクストスター笠松を勝つなど、彼の血統が引き続き活躍しています。スピリチュアルな背景を持つミッキーグローリーは、今後も多くの競走馬に影響を与え続けることでしょう。

血統背景

彼の母であるメリッサは2010年の北九州記念の勝ち馬であり、全弟のカツジも2018年のニュージーランドトロフィーや2020年のスワンステークスを制しています。また、5代母のサンマリノは、名牝ガーネツトの全妹であることも彼の魅力の一部です。9代母フロリストは1924年の帝室御賞典での勝ち馬であり、さらに遡ると小岩井農場の基礎輸入牝馬にたどり着くことができます。

このように、ミッキーグローリーは単なる競走馬としての成功だけでなく、血統や後世への影響力も兼ね備えた素晴らしい存在として競馬界での位置を確立しています。

もう一度検索