カドゥケウス ニューブラッド

カドゥケウス ニューブラッド

『カドゥケウス ニューブラッド』（Trauma Center New Blood）は、株式会社アトラスから発売されたWii専用の医療アクションゲームです。本作は、ニンテンドーDSでリリースされた『超執刀 カドゥケウス』およびWiiの『カドゥケウスZ 2つの超執刀』の続編となります。

ゲームの概要

本作は、16:9のワイド表示とプログレッシブ出力に対応しています。2007年のE3で初めてその存在が知られることとなりました。物語の舞台はアメリカであり、プレイヤーは医療現場に身を置きながら様々な手術をこなしていきます。また、今作では二人で協力して手術を行う要素が追加され、Nintendo Wi-Fi Connectionを利用して、スコアランキングで他のプレイヤーと競い合うことができます。

前作と比較すると、難易度は少し高めに設定されています。Easyモードであっても、多くの試行錯誤を要求されるステージが存在するため、中上級者向けのゲームと言えるでしょう。北米では、日本よりも早く発売され、30万本以上の売上を記録しました。

本作では、登場人物全てがフルボイスで表現されており、プレイヤーはより深く物語に没入することができます。ゲームシステム自体は前作を踏襲していますが、キャラクターデザインは前作と同じく土居政之が手掛けています。

ストーリー

物語は、アラスカのフェアバンクスという街から始まります。この街は美しい自然に囲まれており、春の訪れを心待ちにする人々が暮らしています。街の重要な施設である「モンゴメリ記念病院」に勤務するのが、主人公マーカス・ヴォーンとヴァレリー・ブレイロックです。

ある日、二人の平穏な日常に突然の電話が鳴り響きます。その電話をきっかけに、二人は運命の渦に巻き込まれていくのです。

主な登場人物

• - マーカス・ヴォーン（声：小山力也）

主人公の一人。前作の主人公月森と同じく「超執刀」が使用可能で、手術に失敗すると行方不明になってしまう。

• - ヴァレリー・ブレイロック（声：冬馬由美）

もう一人の主人公で、途中から「超執刀」を使えるようになります。彼女は超執刀中、バイタルが変化しないという特性があります。

• - エレナ・サラザール（声：柚木涼香）

コンコルディアから派遣されてきた看護師。物語の重要な役割を果たします。

• - ロイド・ウィルケンズ（声：飯塚昭三）
• - アイリーン・クアトロ（声：高島雅羅）
• - ロバート・クロムウェル（声：麻生智久）
• - ジャスティン・エヴェレット（声：天田益男）
• - ルーク・ルソー（声：大塚芳忠）
• - レスリー・ニューマン（声：小林沙苗）
• - ツジ・カナエ（声：明石香織）

日系人女性で、メガネをかけたキャラクター。彼女の親戚が患者としてストーリーに登場します。

• - シンシア・カザコフ（声：能登麻美子）
• - マイルズ・フーヴァー（声：沢木郁也）
• - マーシー・ブルーム（声：佐藤しのぶ）
• - コウスケ・ツキモリ（月森 孝介）（声：近藤孝行）
• - アンジュ・トネガワ（声：川澄綾子）

スタッフ情報

• - ディレクター: 金田大輔
• - キャラクターデザイン: 土居政之
• - シナリオ: 磯貝正吾
• - コンポーザー: 喜多條敦志、土屋憲一
• - プログラマー: 池田高明

このように、『カドゥケウス ニューブラッド』は個性豊かな登場人物や、緊張感ある医療アクションが魅力のゲームです。プレイヤーは医療現場での緊迫した瞬間を体験しながら、仲間と共に困難を乗り越えていくことが求められます。

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