カミラ・ジョルジ

カミラ・ジョルジ（Camila Giorgi）は、1991年12月30日生まれ、イタリアのマチェラータ出身の元女子プロテニス選手です。アルゼンチン人の両親のもと、5歳からテニスを始め、2006年にプロに転向しました。身長168cm、体重54kgと小柄ながらも、右利きの両手打ちバックハンドから繰り出されるアグレッシブなプレーが特徴です。

ジョルジの四大大会での活躍は、2011年のウィンブルドン選手権で予選を突破し初出場したことに始まります。初戦は第32シードの選手に敗れましたが、翌2012年のウィンブルドンでは、1回戦で第16シードのフラビア・ペンネッタ、3回戦で第20シードのナディア・ペトロワを破る快進撃を見せ、4回戦に進出しました。4回戦では第3シードのアグニエシュカ・ラドワンスカに敗れましたが、その存在感を示しました。2013年の全米オープンでも3回戦で第6シードのキャロライン・ウォズニアッキを破り、4回戦に進出しています。

2015年6月には、スヘルトーヘンボス大会の決勝でベリンダ・ベンチッチを破り、WTAツアー初優勝を飾りました。この勝利により、2015年7月27日付のランキングで自己最高のシングルス30位を記録しました。

しかし、2016年にはイタリアテニス連盟との対立が表面化し、フェドカップの代表辞退を発表、リオデジャネイロオリンピックも出場を断念しました。この影響で、2017年1月にはイタリアテニス連盟から9ヶ月のフェドカップ出場停止処分を受けることとなりました。

2018年のウィンブルドンでは、4回戦でエカテリーナ・マカロワを破り、自身初の四大大会ベスト8に進出しました。準々決勝ではセリーナ・ウィリアムズに敗れましたが、その実力を改めて証明しました。2018年10月22日には、自己最高ランキングとなる26位を記録しています。

ジョルジはWTAツアーでシングルス10回の決勝進出を果たし、4勝を挙げています。その攻撃的なプレースタイルと、勝負強さが魅力の選手でした。

WTAツアー決勝進出結果

シングルス: 10回 (4勝6敗)

4大大会シングルス成績

略語の説明

W=優勝, F=準優勝, SF=ベスト4, QF=ベスト8, #R=#回戦敗退, RR=ラウンドロビン敗退, Q#=予選#回戦敗退, LQ=予選敗退, A=大会不参加, Z#=デビスカップ/BJKカップ地域ゾーン, PO=デビスカップ/BJKカッププレーオフ, G=オリンピック金メダル, S=オリンピック銀メダル, B=オリンピック銅メダル, NMS=マスターズシリーズから降格, P=開催延期, NH=開催なし.

カミラ・ジョルジ - WTAツアーのプロフィール （英語）

カミラ・ジョルジ - ビリー・ジーン・キング・カップのプロフィール （英語）

カミラ・ジョルジ - 国際テニス連盟

camila_giorgi_official (@camila_giorgi_official) - Instagram

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