カルロ・ベルガミーニ (フリゲート・2代)

カルロ・ベルガミーニ級フリゲート艦の概要

カルロ・ベルガミーニ（F 590）は、イタリア海軍が採用するFREMM計画に基づいて建造されたフリゲート艦で、同級の艦艇の中でも汎用型として位置付けられています。この艦の名前は、第二次世界大戦中に戦艦「ローマ」とその運命を共にした提督、カルロ・ベルガミーニに由来し、この名を持つ艦艇としては二代目にあたります。

艦歴

カルロ・ベルガミーニは、フィンカンティエリ社のリヴァ・トリゴソ造船所で2008年2月4日に起工されました。4年後の2011年7月16日には進水式が行われ、2013年5月29日に正式に就役しました。進水式には国防参謀総長のビアージョ・アブラテ大将および海軍参謀総長のブルーノ・ブランチフォルテ大将が出席し、提督の孫であるマリーア・ベルガミーニ・ロエディレル氏が命名を行いました。艦の母港はラ・スペツィアに設定されました。

就役以来、カルロ・ベルガミーニは第30海軍グループに属し、2013年11月には母港のラ・スペツィアを出港しました。この航海は「イタリア・システム運動（il Sistema Paese in movimento）」と名付けられ、空母「カヴール（C 550）」や哨戒艦「コマンダンテ・ボルシーニ（P 491）」とともに、アフリカ大陸を一周する海軍キャンペーンとして行われました。

この航海はペルシア湾から始まり、約36,000kmの距離を移動し、20カ国を訪問しました。航海の中で、艦はインド洋を経由しながらアフリカの各国を訪問し、149日の航海で21の港に寄港するといった活躍を見せました。

まとめ

カルロ・ベルガミーニ級フリゲート艦は、イタリア海軍の現代的な艦艇として多くの任務を果たしています。船体の設計や武装に加え、最新の技術を駆使した通信、レーダーシステムなどを搭載しており、海洋での作戦において高いパフォーマンスを発揮します。この艦は、第二次世界大戦の英雄の名を冠し、その名に恥じないような任務を遂行し続けています。また、国際的な海軍キャンペーンにおいても活躍し、イタリアの海軍力を発揮する重要な役割を担っています。カルロ・ベルガミーニは、これからもその航跡をたどりながら、海の守護者としての使命を果たしていくことでしょう。

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