カンフーくん

映画『カンフーくん』の詳細解説

『カンフーくん』は、2008年3月29日に公開された日本[[映画]]です。監督とVFXは小田一生が務め、主演は張壮（チャン・チュワン）と泉ピン子が担当しました。キャッチコピーは「燃えよ"ちっちゃな"ドラゴン!!」「この強さハンパじゃねー!!!」と、そのアクションとコミカルな作風をアピールしています。

ストーリー

物語は、少林寺で厳しい修行を積んだ7歳の少年カンフーくんが、師匠の命を受け日本にやってくるところから始まります。彼の任務は、日本に潜む敵を倒すこと。カンフーくんは、首につけた鈴が敵に反応すると音を鳴らすという特殊な能力を持っています。また、間違った相手と戦うと、鈴からおしおきを受けるというユニークな設定も盛り込まれています。日本で出会った人々との交流を通じて、カンフーくんは様々な騒動に巻き込まれていきます。

登場人物・キャスト

カンフーくん - 張壮（チャン・チュワン）
少林寺の修行僧の少年。7歳にして少林寺三十六房の修行を三十五房まで達成。師匠の命で日本へ。ケロロ軍曹がお気に入り。
泉ちゃん - 泉ピン子
中華料理店「ニュー幸楽」を営む太極拳の達人。カンフーくんを保護し、共に生活する。
レイコちゃん - 藤本七海
泉の孫娘。小学6年生。カンフーくんを弟として受け入れ、行動を共にする。
イケメンくん - 藤田ライアン
レイコちゃんの同級生。
川崎さゆり - 矢口真里
通称さゆりっぺ。ギャル系だが、実は文部省の潜入捜査官。
モミアゲくん - 佐藤和也
レイコちゃんの同級生。
ボスバーガー - 長内大祐
ガキ大将。何かとカンフーくんにつっかかる。
通訳くん1・2 - 蒲地竜也、松田昂大
カンフーくんと他の人々の通訳を担当。
黒文部大臣 - 西村雅彦
黒文部省の総帥で、物語の敵役。カンフーの達人でもある。
黒校長 - 笹野高史
レイコちゃんの通う学校の校長。
黒女教師 - 佐田真由美
黒文部の側近で、学校に送り込まれる。
風神 - 桜塚やっくん
嵐の三匹の一人。
雷神 - 金剛地武志
嵐の三匹の一人。
龍神 - 武田真治
嵐の三匹の一人。

その他、古田新太、上野樹里、堤下敦（インパルス）、伊武雅刀、川平慈英など豪華キャストが友情出演しています。

制作スタッフ

監督・VFX: 小田一生
エグゼクティブプロデューサー: 中川滋弘
脚本: 大地丙太郎
原案: 山岸きくみ
撮影: 谷川創平
音楽プロデューサー: 古川ヒロシ
音楽: 大坪直樹
アクション監督: 谷垣健治

製作・配給

製作委員会: セディックインターナショナル、角川映画、セディックドゥ
製作プロダクション: セディックインターナショナル
制作協力: セディックドゥ、ナイス・デー、プラスミック・シーエフピー
配給: 角川映画
エンディングテーマ: 吉祥三宝（歌：吉祥三宝）

評価

本作は、国内外の映画祭で高い評価を得ました。

第20回東京国際映画祭特別招待作品（ワールドプレミア）
第58回ベルリン国際[[映画祭]]正式招待作品（ジェネレーション部門）
第5回インドネシア国際児童映画祭観客賞（グランプリ）
第4回ロンドン国際児童映画祭正式招待作品
第46回ジホン若者向け国際映画祭正式招待作品
* 第28回ルイヴィトン・ハワイ国際映画祭正式招待作品

しかし、一方で批評家からは厳しい評価も受けました。RHYMESTERの宇多丸は自身の番組で本作を酷評し、カンフー映画としての完成度やストーリー展開の支離滅裂さを指摘しています。前田有一も自身のサイトで低評価を下し、ユーモアのセンスが欠けていると批判しました。

まとめ

『カンフーくん』は、子供向け映画として、ユニークな設定とコミカルな展開が特徴です。しかし、一方で批評家からは厳しい評価も受けています。それでも、その独特な作風は多くの観客の記憶に残る作品となっています。

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