カーソン・ケリー

カーソン・フランクリン・ケリー

カーソン・フランクリン・ケリーは、1994年7月14日にアメリカのイリノイ州シカゴで生まれたプロ野球選手で、現在はメジャーリーグベースボール（MLB）のデトロイト・タイガースに所属しています。彼は右投げ右打ちの捕手として知られ、特に守備力が高く評価されています。

経歴

プロ入りとカージナルス時代

ケリーは2012年のMLBドラフトにおいてセントルイス・カージナルスから2巡目（全体86位）で指名を受け、プロキャリアをスタートさせました。入団当初は三塁手としてプレーしますが、その後の成績を受けて捕手に転向しました。プロ初年度の2012年は、アパラチアンリーグのジョンソンシティ・カージナルスで56試合に出場し、打率.225、9本塁打、25打点を記録。次の年にはA級とA-級で113試合に出場し、打率.257をマークしました。

2014年から捕手に転向した後、彼は自身の守備力を向上させながら打撃にも磨きをかけました。2015年にはA+級パームビーチ・カージナルスに所属し、108試合で打率.219、8本塁打を記録。2016年はAA級スプリングフィールド・カージナルスへの昇格を果たし、メジャーデビューも果たしました。9月にはメジャー契約を結び、ピッツバーグ・パイレーツ戦で初安打を記録しました。

ダイヤモンドバックス時代

2018年12月にはアリゾナ・ダイヤモンドバックスに移籍し、ここで彼の本格的な成長が始まります。2019年には111試合に出場し、打率.245、18本塁打、47打点を記録し、自己最高の成績を残しました。2020年は新型コロナウイルスの影響で60試合制となる中、39試合に出場し打率.221をマーク。2021年は、多くの試合で正捕手として活躍しながら、怪我にも見舞われたものの打率.240でシーズンを終えています。

タイガース時代

2023年、ケリーはデトロイト・タイガースとメジャー契約を結びました。これにより新たなチャンスを得ることとなります。彼は今後、強肩を活かした守備とともに、打撃面でもさらなる成績向上が期待されています。

プレースタイル

ケリーは強肩捕手として知られ、特に守備面では非常に高い評価を受けています。ドラフト当初は三塁手としての才能がありましたが、捕手としての守備力とゲームの読みが彼のプレースタイルの肝となっています。一方で、打撃成績には課題が残る部分があり、マイナー通算のOPSは704とされています。これからのシーズンでの打撃面の進化が注目されています。

まとめ

カーソン・ケリーはイリノイ州出身のプロ野球選手で、MLBにおいて捕手として活躍中です。彼のキャリアは波乱万丈なものであり、その成長過程やプレースタイルには目を見張るものがあります。今後の活躍に期待が寄せられています。

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