キッド・キャッシュ

キッド・キャッシュ (Kid Kash)

基本情報

• - 生年月日：1969年7月31日
• - 出身地：アメリカ合衆国バージニア州ウェインズボロ
• - 本名：デビッド・キャッシュ (David Cash)

プロレスキャリアの始まり

キッド・キャッシュは1990年にプロレスラーデビューを果たしました。彼の最初の師匠はロックンロール・エクスプレスで知られるリッキー・モートンであり、モートンの指導の下、トレーニングを受けました。彼はキャリアの初期に複数のリングネームを使用しましたが、最終的にはデビッド・ジェリコという名前で活動を行い、アメリカ東部のインディ団体であるメリーランド州のMCWやサウスカロライナ州のPWFなどでリングに上がりました。

ECW時代

1996年には極端なスタイルの団体であるECWに入団するも、初期の戦績はいまひとつでした。1998年4月にはWWFに移籍し、ライトヘビー級王座に挑戦しますが、故障のため短期間で出場機会を失いました。その後、1999年6月にECWに復帰し、リングネームをキッド・キャッシュに変更しました。彼は小柄な体型にも関わらず、驚異的な動きで観客の支持を獲得し、田尻義博やスペル・クレイジーといったレスラーたちとの3wayダンスでも存在感を発揮しました。
2000年8月26日に行われたECW on TNNで、ライノからECW世界TV王座を奪取するも、王座は9月に奪還され、2001年1月にはECWが崩壊してしまいます。

TNAとその後の活動

ECW崩壊後は、WCWやフロリダのXWFへと移り、2002年8月にはTNAと契約を結びます。ここで彼はECW時代の経験を活かし、ラダーマッチやイリミネーション・テーブルマッチに積極的に参加。2003年2月12日にTNA X王座を獲得すると、2004年にはダラスとタッグを組み、NWA世界タッグ王座を争い見事に優勝。タッグ戦線での成功にもかかわらず、2005年4月には内部の批判が原因で解雇となりました。

WWEへの移籍

TNA解雇後、彼はすぐにWWEと契約。2005年にはECWのリユニオンイベントに参加したり、SmackDown!でのクルーザー級王座戦にも挑戦しました。ここでも彼は優れたパフォーマンスを見せ、特に2005年12月にはWWEクルーザー級王座を手に入れました。しかし、数回のトラブルが続き、2006年9月27日にWWEを解雇されます。

インディー団体での活動

WWE解雇後も、アイルランドやテネシーのインディー団体で活動を続け、2010年にはTNAのECWリユニオンPPVにも出場しました。2011年には再度TNAと契約し、X-Division王座を争いますが、勝利には至らず、2013年に再度解雇されました。

リングネームの由来と得意技

キッド・キャッシュという名前は、アメリカのミュージシャンキッド・ロックに似た容姿から名付けられました。入場曲もキッド・ロックの楽曲にインスパイアされており、彼の存在感を一層高めています。
得意技には、垂直落下式ブレーンバスターのデッドレベルや、マネーメイカー、フィギュア・フォー・レッグロックなどがあり、彼のダイナミックなスタイルを象徴しています。

獲得タイトル

彼のキャリアの中で獲得したタイトルには、TNA X王座、NWA世界タッグチーム王座、WWEクルーザー級王座、ECW世界TV王座などが含まれ、アメリカのインディー団体においても多数のタイトルを獲得しています。

このように、キッド・キャッシュは様々な団体で活躍し、多彩な戦績を残したプロレスラーとして知られています。

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