キビタン

キビタン：福島県の愛されマスコット

キビタンは、福島県の鳥であるキビタキをモチーフにしたマスコットキャラクターです。1995年のふくしま国体で誕生以来、福島県のPR活動に幅広く起用され、県民に親しまれています。

誕生と変遷

キビタンは、第50回国民体育大会（ふくしま国体）のマスコットとして登場しました。大会中、選手や県民から愛され、大会後も福島県のキャラクターとしてその名を残すことになりました。版権は当初、電通が保有していましたが、大会終了後に福島県へ無償提供され、現在は福島県が保有しています。国体のマスコットであったことから、白いスポーツシューズを履いているのが特徴です。

2001年のうつくしま未来博では、キビタンのデザインがリニューアルされ、半ズボンを着用するようになりました。さらに、「キビママ」「キビィ」「キビマル」が加わり、4人家族として賑やかになりました。2002年のうつくしまねんりんピック2002でも活躍し、現在は福島県の地産地消シンボルマークとしても活用されています。2010年には、ACジャパンの地域キャンペーン「誇ろう!ふるさとの元気。東北」で福島県代表に選ばれました。

復興のシンボルとして

2011年の東日本大震災以降は、福島県復興シンボルキャラクターとして起用され、「ふくしまから　はじめよう。キビタン」と書かれた白いたすきを身に着けています。福島県庁本庁舎の知事室には、椅子に腰かけた大きなキビタンが設置されており、その愛らしい姿で人々を和ませています。

グッズ展開

キビタンは、様々なグッズとしても展開されています。福島県内の観光施設やアンテナショップでは、工芸品、銘菓、地酒などと共に、キビタングッズが販売されており、お土産としても人気です。

主な販売場所は以下の通りです。

福島県庁西庁舎地下売店（福島県庁消費組合）
コラッセふくしま（福島県観光物産交流協会）
アクアマリンふくしま
日本橋ふくしま館MIDETTE（福島県アンテナショップ）
福島県八重洲観光交流館（福島県アンテナショップ）

まとめ

キビタンは、国体のマスコットとして誕生し、その後、福島県のPRキャラクター、家族の誕生、そして復興のシンボルとして、その役割を変化させながら、福島県民に愛され続けています。グッズ展開も盛んで、福島県の魅力を発信する存在として、ますます活躍が期待されます。


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