ギラン

ギラン（Gillan）は、1970年代後半から1980年代初頭にかけて活動した、イギリスのハードロックバンドです。ディープ・パープルのボーカリストとして知られるイアン・ギランが、自身の名を冠したイアン・ギラン・バンドを解散後、1978年に再結成しました。\
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バンドの歴史\

当初はイアン・ギランとコリン・タウンズを中心に、スティーヴ・バード（ギター）、リアム・ゲノッキー/ピート・バーナクル（ドラム）を迎えて活動を再開。デビューアルバム『ギラン』は、本国イギリスではリリースされず、オーストラリア、ニュージーランド、日本でのみ発売されました。日本での販売は東芝EMI傘下のイーストワールドが担当しました。

その後、バンドはロンドンのマーキーなどのクラブを中心に活動を再開。音楽シーンの変化に対応するため、メンバーチェンジを行い、バーニー・トーメ（ギター）、ミック・アンダーウッド（ドラム）、ジョン・マッコイ（ベース）が加入し、イアン・ギラン、コリン・タウンズを加えた5人編成となりました。ちなみに、オーディションにはイアン・ペイスも参加しましたが、落選しています。

1979年には、イギリス本国での最初のアルバムとなる『ミスター・ユニバース』をリリース。1980年にはヴァージン・レコードと契約し、アルバム『グローリー・ロード』を発表しました。この頃からNWOBHM（ニュー・ウェイヴ・オブ・ブリティッシュ・ヘヴィ・メタル）の潮流に乗り、レディング・フェスティバルやヨーロッパ各地のフェスティバルでヘッドライナーを務めるなど、人気を博しました。

1981年には、アルバム『フューチャー・ショック』が全英2位のヒットを記録しますが、バンドのサウンドの要であったバーニー・トーメが金銭的な問題で脱退。後任としてヤニック・ガーズが加入しました。その後、1982年までにアルバム『ダブル・トラブル』、『マジック』を制作し、精力的に活動を続けましたが、イアン・ギランが声帯の治療のためにバンドの活動を停止することを発表し、解散しました。
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解散後\

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解散後、各メンバーはそれぞれの道を歩んでいます。コリン・タウンズは映画音楽の作曲家として、ジョン・マッコイはインディーズレーベルのプロデューサーとして、バーニー・トーメはソロギタリストとして活動。ミック・アンダーウッドはセッションドラマーとして活躍しています。また、ヤニック・ガーズは1990年からアイアン・メイデンのギタリストとして活動しています。
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メンバー\

イアン・ギラン (Ian Gillan) - ボーカル (1978年-1982年)
ジョン・マッコイ (John McCoy) - ベース (1978年-1982年)
コリン・タウンズ (Colin Towns) - キーボード (1978年-1982年)
スティーヴ・バード (Steve Byrd) - ギター (1978年-1979年)
リアム・ゲノッキー (Liam Genockey) - ドラム (1978年)
ピート・バーナクル (Pete Barnacle) - ドラム (1978年-1979年)
ミック・アンダーウッド (Mick Underwood) - ドラム (1979年-1982年)
バーニー・トーメ (Bernie Tormé) - ギター (1979年-1981年)
ヤニック・ガーズ (Janick Gers) - ギター (1981年-1982年)
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ディスコグラフィー

スタジオアルバム

『ギラン』 - Gillan (1978年)
『ミスター・ユニバース』 - Mr. Universe (1979年)
『グローリー・ロード』 - Glory Road (1980年)
『フューチャー・ショック』 - Future Shock (1981年)
『ダブル・トラブル』 - Double Trouble (1981年)
* 『マジック』 - Magic (1982年)

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