クリスト・ビルキディ

クリスト・ビルキディは、1989年12月13日アンゴラ生まれの、アメリカンフットボール選手です。ポジションはディフェンシブエンド(DE)で、カナダのオンタリオ州オタワで育ちました。

生い立ちとキャリア

ビルキディは、アンゴラで生まれた後、フランス、ブラジルを経てカナダのオンタリオ州オタワへ移住しました。高校時代はバスケットボールに打ち込み、アメリカンフットボールを始めたのは高校の最終学年になってからという異色の経歴の持ち主です。

東アリゾナ・ジュニアカレッジに進学後、彼の才能を見抜いたのは、NFLで10シーズンプレー経験を持つビル・カリーでした。カリーは、自身のヘッドコーチを務めるジョージア州立大学へビルキディを転校させました。ジョージア州立大学では、2シーズンに渡りディフェンシブタックル、ディフェンシブエンドとして先発出場を果たしました。2010年には51タックル（7ロスタックル）、5サック、2ファンブルフォース、2011年には38タックル（9ロスタックル）、5サック、1ファンブルリカバー、1ファンブルフォースを記録しました。

2012年にはアトランタで開催されたリージョナル・コンバインに参加し、同年のCFLドラフトでウィニペグ・ブルーボンバーズから3巡目指名を受けました。さらに、2012年のNFLドラフトではオークランド・レイダースから6巡目指名を受けました。ジョージア州立大学の選手がNFLドラフトで指名されたのは、彼が初めてでした。

NFLでの挑戦

2013年、第2週のジャクソンビル・ジャガーズ戦でNFL初サックを記録しました。しかし、同年10月23日にレイダースはマーテズ・ウィルソンを獲得したため、ビルキディは解雇されました。レイダースでは控え選手として18試合に出場し、13タックル、1サックを記録しました。

同年11月1日、ジーノ・アトキンスが故障者リスト入りしたシンシナティ・ベンガルズと契約を結びましたが、カナダ国籍である彼に就労ビザが下りなかったため、契約はNFLより無効と判断されました。ベンガルズは彼の代わりにキーストン・ランドールと契約。その後、11月21日にベンガルズと改めて契約を結び、ランドールの代わりにロースターに登録されました。

クリスト・ビルキディは、その恵まれた体格と運動能力を活かし、アメリカンフットボールの世界で活躍を続けています。アンゴラでの生い立ちから、カナダでの成長、そしてアメリカでの挑戦と、様々な経験を積んだ彼の今後の活躍が期待されています。

外部リンク

通算成績と情報 NFL.com
オークランド・レイダース公式バイオ
ジョージア州立大学公式バイオ
クリスト・ビルキディ公式X(旧Twitter)

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