クリッターカントリー

クリッターカントリー：動物たちの楽園を訪ねて

世界各国のディズニーパークに存在するテーマランド、「クリッターカントリー」。その愛らしい動物たちと、映画『南部の唄』の世界観が融合した魅力的な空間は、多くのゲストを惹きつけてやみません。アメリカ河畔に広がるこの小さなエリアは、他のテーマランドに比べて敷地面積は小さいものの、緻密に作り込まれた世界観と、個性豊かなアトラクションや施設が詰まった、見逃せないスポットとなっています。

物語：水しぶきの山の伝説

特に東京ディズニーランドのクリッターカントリーでは、独自のバックグラウンドストーリーが魅力的です。かつてこの地には「チカピンヒル」と呼ばれる山がそびえ立っていましたが、いたずら好きのアライグマ、ラケッティのいたずらによって、ビーバー兄弟が築いたダムが決壊。山は水浸しとなり、「スプラッシュ・マウンテン」と呼ばれるようになりました。この物語は、アトラクション「スプラッシュ・マウンテン」のテーマにもなっています。ただし、『南部の唄』ではチカピンヒルは登場するものの、ダム決壊の話は語られていません。ディズニーパーク独自の設定と言えるでしょう。

東京ディズニーランドのクリッターカントリー：魅力的な施設の数々

東京ディズニーランドのクリッターカントリーでは、『南部の唄』の世界観をベースに、独自のキャラクターや物語が展開されています。

アトラクション

スプラッシュ・マウンテン： クリッターカントリーの象徴的なアトラクション。丸太を模したボートに乗り、水しぶきの山を下るスリル満点のライドです。
ビーバーブラザーズのカヌー探険： ビーバー兄弟が作ったカヌーに乗り、のんびりとアメリカ河を下るアトラクションです。
プーさんの冒険： ハチミツ大好きなくまのプーさんと仲間たちの世界を巡る、ファンタジー溢れるアトラクションです。（※以前は『デヴィー・クロケットのカヌー探険』が存在していました）
ティアナのバイユー・アドベンチャー: 2024年、リニューアルオープンしたアトラクション。ディズニー映画『プリンセスと魔法のキス』をテーマに、ティアナと仲間たちが繰り広げる冒険を体験できます。

ショップ

フート&ハラー・ハイドアウト： 個性豊かなグッズが揃うショップです。
プーコーナー： プーさんと仲間たちをモチーフにしたグッズが豊富なショップです。
ブレア・パッチ： プーさんの住む森をイメージした、可愛らしいグッズが揃うショップです。

レストラン

グランマ・サラのキッチン： クリッターカントリーで一番の料理人、ジャコウネズミのおばあちゃんサラが営むレストランです。煙突から煙が出る演出も見どころの一つです。
ラケッティのラクーンサルーン：いたずら好きのアライグマ、ラケッティが営むお店です。軽食や飲み物を提供しています。
ハングリーベア・レストラン:（カリフォルニアディズニーランド）熊モチーフのレストラン。
ハーバー・ギャレー:（カリフォルニアディズニーランド）アメリカ河を眺めながら食事を楽しめるレストランです。

オリジナルキャラクター

クリッターカントリーには、パークオリジナルのキャラクターたちが登場します。

クローレンスとブリュースター（ビーバー兄弟）： ダムを作ったビーバー兄弟は、現在はカヌーの営業をしています。
ラケッティ（アライグマ）： ダム決壊の張本人ですが、現在はソフトドリンクのお店を営んでいます。
サラ（ジャコウネズミ）： 料理上手なおばあちゃん。レストラン「グランマ・サラのキッチン」のオーナーです。
* フィニアス・ファイアーフライ（ホタル）： クリッターカントリーで有名な写真家。スプラッシュマウンテンの滝つぼを撮影しています。

クリッターカントリーのディテール

クリッターカントリーは、細部までこだわって作られています。地面には動物たちの足跡があり、それを辿っていくと、動物たちの小さな家を見つけることができます。また、レストランの煙突からは不定期に煙が上がり、物語の世界観をさらに盛り上げています。

小さいながらも、細部まで作り込まれた世界観と、個性豊かなアトラクションやキャラクターたちが魅力のクリッターカントリー。訪れた際には、ぜひその魅力をじっくりと味わってみてください。

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