クーパー・カップ

クーパー・ダグラス・カップ

クーパー・ダグラス・カップは1993年6月15日にアメリカ合衆国ワシントン州ヤキマで生まれたプロアメリカンフットボール選手で、ポジションはワイドレシーバーを務めています。現在はNFLのロサンゼルス・ラムズチームに所属しており、数々の偉業を達成してきました。

経歴

プロ入り前

カップは2012年にイースタン・ワシントン大学に入学し、大学のフットボールチームで活躍しました。大学時代には通算で素晴らしい成績を残し、2017年のNFLドラフトにおいてロサンゼルス・ラムズから3巡全体69位で指名されました。このドラフトではワイドレシーバーの中で7番目という評価を受けての指名でした。

プロキャリア

ルーキーイヤー (2017)

カップはルーキーイヤーのシーズン開幕戦、インディアナポリス・コルツ戦で初タッチダウンを記録。その後、クォーターバックのジャレッド・ゴフの主要ターゲットとなり、シーズン中に62キャッチで869ヤード、5タッチダウンを達成しました。彼の活躍により、チームは11勝5敗の成績で地区優勝を果たし、プレーオフに進出しましたが、ワイルドカードゲームでアトランタ・ファルコンズに敗れました。

ケガと復活 (2018-2019)

2018年には膝の靭帯を断裂する怪我を負い、シーズンを通しての出場が難しくなりました。この影響で8試合の出場にとどまりましたが、翌2019年には復帰し、開幕戦で活躍。その後は連続でタッチダウンを挙げるなどの好調を維持し、チームトップの94キャッチ、1,161ヤード、10タッチダウンの成績を記録しました。

成長と記録更新 (2020-2021)

2020年には契約を延長し、背番号も大学時代の10に変更。シーズンでは92キャッチ、974ヤード、3タッチダウンを記録しました。2021年は新たなQBマシュー・スタッフォードとの連携を深め、特にシーズン初めの3試合で平均122.3ヤードを記録しました。この年は145キャッチ、1,947ヤード、16タッチダウンを挙げ、いずれもリーグトップの成績を残しました。

大きな成果を収めた結果、カップはオールプロ第1チームに選出され、さらにレギュラーシーズンとポストシーズン合わせて2,000ヤード以上をレシーブした史上初の選手として名を刻みました。加えて、スーパーボウルでは重要なプレーを決め、MVPに選ばれるなど、その実力を証明しました。

2022年とその後

2022年シーズンの開幕前には新たに約8,000万ドルの契約を交わしましたが、第10週のアリゾナ・カージナルス戦で足首を負傷し、その後シーズンを終了しました。

主な成績と受賞歴

カップはレギュラーシーズンとポストシーズンの記録として、特に2021年には以下のような達成をしました。

• - シーズン最多レシービングヤード数: 1,965ヤード
• - シーズンおよびポストシーズンにおけるWRの最多レシービングヤード数: 2,191ヤード
• - 1試合での100ヤード以上のレシーブを記録した試合数: 13試合

カップはNFLにおいて目覚ましい功績を残す選手であり、そのさらなる活躍が期待されています。

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