グリズリー岩本

グリズリー岩本のプロフィール

グリズリー岩本（本名：岩本久美子）は、日本の元女子プロレスラーで、1968年2月7日に東京都大田区で生まれました。彼女は1985年にプロレスラーとしてデビューし、その後のキャリアで多くの称号を手にしました。

デビューからの軌跡

1985年6月6日、グリズリー岩本は北海道帯広市で行われた試合でデビューを果たしました。初戦のパートナーは宇野久子で、対戦相手は堀田祐美子と浅生恭子のタッグチームでした。このデビュー戦から彼女の華々しいキャリアが始まりました。

1986年には、6人タッグの試合で初めてメインイベントを務め、著名なクラッシュギャルズと対戦。さらに、同年7月22日には同期の選手とともに開催された佐藤真紀メモリアル・トーナメントで惜しくも準優勝となりました。およそ一か月後、8月9日に永友香奈子との試合で初勝利を遂げます。

タイトル獲得と団体内での躍進

1987年には、ドリル仲前とのコンビで全日本タッグ王座を獲得し、その名を広めました。同じ年の8月には、若手選手のみの興行で行われたトーナメントで優勝し、さらなる躍進を遂げました。

1988年に入ると、ダンプ松本に造反したメンバーとともにヒールマスク集団「ザ・ダイナマイト」を結成し、グリズリー岩本からダイナマイト・ベアにリングネームを変更。しかし、数ヶ月後に素顔に戻り、元の名前に戻る決断をします。その後、ブル中野が率いる獄門党に加入し、WWWA世界タッグ王座を獲得しました。

ジ・アウトサイダースの結成

1989年には、バイソン木村とともに「ジ・アウトサイダース」を結成し、この時期より「グリズリー岩本」という新たな名前で活動を開始します。このコンビは強力で、12月にはアジャ・コングとのコンビで再度WWWA世界タッグ王座を獲得しました。

引退後の活動

1990年には全日本女子プロレスを退団し、その後の彼女の活動は神秘的なものとなります。1998年には、元プロレスラーとしてのキャリアを明かし、「麗奈女王」としてSMクラブに登場。公称24歳として雑誌に掲載され、新たな一面を見せました。

2004年にはキャットファイトのリングで復帰しましたが、その後の消息は不明となっています。グリズリー岩本は、女子プロレス界で多くのファンに愛され、数々のタイトルを獲得した伝説的存在として現在も語り継がれています。

得意技とテーマ曲

彼女の試合でよく見られた得意技には、アバランシュ・ホールド、DDT、ラリアート、獅子舞ヘッドバットがありました。また、テーマ曲「ジャニスの夢（AMAZONS）」は、彼女の入場を飾るものとしてプロレスファンに親しまれました。

グリズリー岩本は、女子プロレス界の一時代を築いた選手であり、その存在は永遠に記憶されることでしょう。

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