グレッグ・アレン (野球)

グレッグ・ロマック・アレン（Greg Lomack Allen, 1993年3月15日 - ）は、アメリカ合衆国カリフォルニア州サンディエゴ出身のプロ野球選手（外野手）であり、右投両打でニューヨーク・ヤンキースに所属しています。

プロ入りからインディアンス時代

2014年のMLBドラフト6巡目（全体188位）でクリーブランド・インディアンスから指名を受け、プロとしてのキャリアをスタートさせました。プロ入り後は、A-級マホーニングバレー・スクラッパーズでデビューし、57試合に出場して打率.244、19打点、30盗塁を記録しました。

2015年にはA級レイクカウンティ・キャプテンズとA+級リンチバーグ・ヒルキャッツでプレーし、合計126試合に出場、打率.270、7本塁打、45打点、46盗塁という成績を残しました。翌2016年にはA+級リンチバーグとAA級アクロン・ラバーダックスでプレーし、2球団合計で129試合に出場、打率.295、7本塁打、44打点、45盗塁を記録しました。オフにはアリゾナ・フォールリーグに参加し、メサ・ソーラーソックスに所属しました。

2017年、マイナーではルーキー級アリゾナリーグ・インディアンスとAA級アクロンでプレーし、合計76試合に出場、打率.267、2本塁打、26打点、24盗塁を記録しました。同年9月1日にメジャー契約を結び、アクティブ・ロースター入りを果たし、同日のデトロイト・タイガース戦で代走としてメジャーデビューを飾りました。9月7日のシカゴ・ホワイトソックス戦ではメジャー初本塁打を放ちました。この年、メジャーでは25試合に出場し、打率.229、1本塁打、6打点、1盗塁を記録しました。インディアンスは地区優勝を果たし、ポストシーズンに進出。アレンもニューヨーク・ヤンキースとのディビジョンシリーズでメンバー登録され、守備固めと代走として各1試合に出場しました。

2018年は91試合に出場し、打率.257、2本塁打、20打点、21盗塁を記録。2019年は89試合に出場し、打率.229、4本塁打、27打点、8盗塁を記録しました。

パドレス時代

2020年8月31日にジョシュ・ネイラー、オースティン・ヘッジス、カル・クアントリル、ガブリエル・アリアス、オーウェン・ミラー、ジョーイ・カンティーヨとのトレードで、マイク・クレビンジャーと共にサンディエゴ・パドレスへ移籍しました。しかし、オフの12月31日にDFAとなりました。

ヤンキース時代

2021年1月6日にジェームズ・リーブスとのトレードで、ニューヨーク・ヤンキースへ移籍。しかし、2月23日にジャスティン・ウィルソンの加入に伴いDFAとなり、3月1日にマイナー契約で傘下のAAA級スクラントン・ウィルクスバリ・レイルライダースへ配属されました。シーズンでは5月のマイナーリーグ開幕からAAA級スクラントン・ウィルクスバリでプレーし、7月16日にメジャー契約を結んでアクティブ・ロースター入り。しかし、8月5日に再びマイナー契約でAAA級スクラントン・ウィルクスバリへ配属されました。レギュラーシーズン終了後の10月5日に再びメジャー契約を結び、ポストシーズン（ボストン・レッドソックスとのワイルドカードゲーム）のロースターに名を連ねました。

パイレーツ時代

2021年11月5日にウェイバー公示を経てピッツバーグ・パイレーツへ移籍しました。

2022年レギュラーシーズン終了後の10月6日にFAとなりました。

俊足巧打とユーティリティ性が持ち味で、内外野の複数ポジションをこなせる器用さも兼ね備えています。今後の活躍が期待される選手の一人です。

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