ケウ

ケウ：稀有な存在の競走馬

2019年4月20日生まれの競走馬、ケウ（欧字名:Keu）は、その圧倒的な馬体と、類まれな競走成績で注目を集める一頭です。名前の由来は「稀有」で、特別な存在になることを期待して命名されました。2024年9月現在、国内牝馬最高馬体重出走記録（620kg）と最高馬体重勝利記録（593kg）を保持しており、その記録はケウの驚異的なパワーと潜在能力を物語っています。

華々しいデビューから重賞制覇へ

2021年、川崎競馬場でのデビュー戦は6着と結果を残せませんでしたが、その後、持ち前の力強さを発揮し始めます。3戦目のテンペスタース特別では、スタートの出遅れを挽回し、後方から一気にまくって圧勝。見事初勝利を飾りました。続くグランダムジャパンシリーズでは、長距離輸送による体重増加（12kg増）にも関わらず、佐賀競馬場のル・プランタン賞で見事優勝。重賞初制覇という快挙を成し遂げました。

グランダムジャパン3歳シリーズでは、園田競馬場ののじぎく賞、川崎競馬場の関東オークスで惜しくも敗れましたが、最終的にシリーズ3位という結果を残しました。

最高馬体重記録と今後の展望

秋シーズンはルドベキア特別で2着、サルビアCで4着と好走。ロジータ記念では、国内牝馬最高馬体重出走記録となる620kgで挑みましたが、7着に終わりました。しかし、2023年1月2日の百人一首賞では、国内牝馬最高馬体重勝利記録を更新する593kgで優勝。3勝目を挙げました。その後、脚部不安により休養していましたが、2024年9月3日、地元川崎競馬場のポルックス賞に復帰。前走から27kg増の620kg、自身が出していた国内牝馬最高馬体重出走記録を更新して出走しましたが、7着という結果に終わりました。

強靭な血統と今後の期待

ケウの母ミヤサンキューティは、優駿スプリントと東京シンデレラマイルの勝ち馬であり、4代母ルナオーキッドの半兄には1986年皐月賞勝ち馬のダイナコスモスがいます。そのほかにもメイショウトウコンなどの近親馬がおり、その血統背景もケウの強さを支えていると言えるでしょう。

ケウの今後の活躍に期待が高まる一方、最高馬体重記録更新という話題性に加え、その大きな体格と潜在能力から、今後のレース展開や、馬体とのバランス調整が、今後の更なる活躍への鍵となるでしょう。今後のレース展開とケウの成長に注目が集まります。

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