ケリー・スケーター

ケリー・スケーター：豪州出身、世界を舞台に活躍した女子プロレスラー

ケリー・スケーター（Kellie Skater、1987年9月30日 - ）は、オーストラリア・ビクトリア州バッカスマーシュ出身の元女子プロレスラーです。その華麗な技とアグレッシブなファイトスタイルで、オーストラリア、北米、そして日本と、世界中のプロレスファンを魅了しました。

オーストラリアでのキャリア

2007年3月、ケリー・スケーターは母国の団体PWAでデビュー。同年7月には、女子部であるPWWAの旗揚げに参加し、中心選手として活躍します。2008年8月にはPWWA王座を獲得し、その実力を証明しました。2010年11月にはNHPWのIndygurlz Australian王座も獲得しています。

北米での活躍

2009年5月、ケリー・スケーターは米国の女子プロレスイベントSHIMMERに初参戦。ルフィストとの対戦では敗れたものの、ジェシー・マッケイからピンフォールを奪い、その存在感を示しました。以降、SHIMMERの常連として、セリーナ・ディーブ、アメージング・コング、大畠美咲といった強豪選手とシングルマッチで対戦し、経験を積みました。2011年3月には米国の女子プロレス団体WSUにも参戦。カナダのNCW Femmes Fatalesなど、北米各地の団体を転戦し、その名を広めました。2013年4月には、中川ともかとのタッグでSHIMMERタッグ王座を奪取し、初のベルト戴冠を果たしました。

日本での挑戦

2011年5月、ケリー・スケーターは初来日を果たし、REINA女子プロレスの本旗揚げ戦に参戦。「SHIMMERからの刺客」として上林愛貴と初代TLW女子インターナショナル王座を争いましたが、惜しくも敗れました。同年12月には再来日し、REINAの他、Joshi 4 Hope、スターダム、ZERO1、WAVEなど、様々な団体に参戦。ZERO1ではミックスタッグで橋本大地と対戦するなど、日本のプロレスファンにその実力をアピールしました。

2012年12月には3度目の来日を果たし、スターダム、WAVEに参戦。スターダムでは中川ともか、ポーシャ・ペレスとのSHIMMER軍としてアーティスト・オブ・スターダム王座初代決定トーナメントにエントリーし、決勝まで進出しましたが、川崎葛飾最強伝説に敗れました。2013年12月には4度目の来日でスターダムに参戦。後楽園ホール大会で安川惡斗の持つワンダー・オブ・スターダム王座に挑戦するも、王座奪取はなりませんでした。その後も仙女、W-1など、日本の様々な団体に参戦しました。2014年11月には5度目の来日。スターダムや3年ぶりとなるREINA、パートナーの中川ともかの引退興行を行うOZアカデミーに参戦しました。

2015年12月6日、空位となっていたアーティスト・オブ・スターダム王座の王座決定3WAY戦にて、松本浩代&イーヴィーとのタッグで挑戦し、見事王座を獲得しました。

引退、そして新たな道へ

2016年、ケリー・スケーターは帰国後、新たなステージへの挑戦のため女子プロレスを引退。2017年2月26日にはOZアカデミー新宿大会に来場し、引退セレモニーを行いました。前日にはDEEP JEWELSに参戦したシェイナ・ベイズラーのセコンドに紫雷イオと共につくなど、プロレス界との繋がりも保ちました。

得意技

トラースキック
DDT

獲得タイトル

PWWA王座
Indygurlz Australian王座
第8代SHIMMERタッグ王座（w/中川ともか）
第8代アーティスト・オブ・スターダム王座（w/松本浩代&イーヴィー）

ケリー・スケーターは、その短いプロレスキャリアの中で、数々の実績を残し、多くのファンに感動を与えました。引退後も、彼女の活躍を願うファンは少なくありません。

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