ケルメ (ブランド)

ケルメ（KELME）

ケルメ、またはその公式名称のケレメは、スペインのスポーツブランドとして広く知られています。このブランドはザスパクサツ群馬との契約をはじめ、日本市場でも展開を強化しています。サッカー、フットサル、バスケットボール、陸上競技、テニスなど、さまざまなスポーツに対応したユニフォームやシューズを製造・販売しており、全世界のスポーツクラブに製品を提供しています。

ブランドの歴史と設立

ケルメは1963年に、ディエゴ・キレスとその兄弟ホセ・キレスによって設立されました。アリカンテ県エルチェに本社を置き、アメリカのノースカロライナ州に支社も存在します。ブランド名のケルメ（Kelme）は、スペイン語で「私をつかまえて」という意味で、サッカーをはじめとするスポーツの楽しさを表現しています。特に日本では「ケルメ」と呼ばれることが一般的ですが、公式には「ケレメ」と発音されます。

世界での展開と契約

ケルメは、スポーツユニフォームやシューズの製造を通じて、世界中のスポーツクラブに高品質な製品を提供してきました。日本では、駒澤大学サッカー部が同ブランドのユニフォームを着用しているなど、国内でも注目されています。過去には、バレンシア州政府と共同でプロの自転車競技チーム「ケレメ」を所有していたこともあります。

特に、2020年シーズンからは、Jリーグのザスパクサツ群馬とユニフォームサプライヤー契約を結び、これは同ブランドにとって初のJリーグチームとの契約でした。また、2022年シーズンからはいわてグルージャ盛岡やBリーグの佐賀バルーナーズともサプライヤー契約を結ぶなど、日本国内におけるプレゼンスを拡大しています。

アジアサッカー連盟との関連

2021年8月には、アジアサッカー連盟（AFC）の公式グローバルサポーターに就任し、AFCアジアカップ2023の公式試合球「VORTEXAC23」の提供を行います。このパートナーシップ契約は、2024年11月28日からはさらに拡大し、AFC大会のすべての対象において公式試合球の提供を行うことが発表されました。また、契約は2029年まで延長されることが決定し、ケルメがアジアにおけるスポーツにどれだけ貢献しているかを象徴しています。

重要な人物

さらに、2022年2月には、ジュビロ磐田に所属する選手、大津祐樹が現役選手のままKELME JAPANの取締役に就任しました。これにより、選手目線でのアプローチや市場ニーズの把握が強化されることが期待されています。

ブランドのアイコン

ケルメのロゴは、イベリコオオヤマネコの足跡をモチーフにしており、このデザインはブランドの特異性を引き立てています。スポーツ界での存在感を示し続けるケルメは、今後も新たな地平を切り拓くことでしょう。日本国内での影響力が高まり、多彩なスポーツアクティビティに貢献する姿勢は、さらなる成長を期待させます。

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