ケンダリ

ケンダリは、インドネシアのスラウェシ島南東部に位置する南東スラウェシ州の州都です。ケンダリ湾の奥に開けたこの都市は、美しい自然と活気ある都市機能が共存しています。モラモ滝が東へ約65kmの場所にあり、自然愛好家にとっても魅力的な場所です。2010年の国勢調査によると、ケンダリの人口は31万4812人で、スラウェシ島内ではマカッサル、マナド、パルに次ぐ4番目の規模を誇ります。

地理と交通

ケンダリは南東スラウェシ州の政治・経済の中心地であり、周辺地域への交通の要所でもあります。市郊外にはウォルターモンギシディ空港があり、南スラウェシ州のマカッサルとの間には多くの便が運航されています。また、ケンダリ港は東部インドネシアの各都市を結ぶフェリーが発着する重要な港湾です。かつてはケンダリ港周辺が町の中心でしたが、近年ではマンドンガやウアウアといった新興商業地区が発展し、都市の様相は変化しています。近代的なホテルやショッピングモールも建設され、都市としての機能はますます充実しています。

民族構成

ケンダリには、トラキ族、トラジャ族、ブギス族、ムナ族など、多様な民族が暮らしています。これらの民族は、それぞれ独自の文化や伝統を持ち、ケンダリの文化的な豊かさを形成しています。

歴史

ケンダリの歴史は、1831年にオランダの地図製作者ヴォスマールがケンダリ地区の地図作成のために訪れたことに始まります。ヴォスマールは現地に住むトラキ族と出会い、彼らの王に宮殿と港の建設を提案しました。1832年5月9日には宮殿が完成し、この日をケンダリの設立記念日としています。植民地時代には、ケンダリはスラウェシ島における重要な都市となり、ケウェダナン地区やライウォイ地区の中心都市として発展しました。

姉妹都市

ケンダリは、国際的な交流も積極的に行っており、以下の都市と姉妹都市提携を結んでいます。
コロナデル（フィリピン）
ミトロヴィツァ（コソボ）

まとめ

ケンダリは、その豊かな歴史、多様な民族構成、そして活気ある経済活動が調和した魅力的な都市です。スラウェシ島を訪れる際には、ぜひケンダリの魅力を体験してみてください。

外部リンク

* 公式サイト[未提供]

もう一度検索