ゲイリー・トレント・ジュニア

ゲイリー・トレント・ジュニア：NBAのスコアリングガード

ゲイリー・ダジョーン・トレント・ジュニア（Gary Dajaun Trent Jr.）は、1999年1月18日生まれのアメリカ合衆国オハイオ州コロンバス出身のプロバスケットボール選手です。現在はNBAのミルウォーキー・バックスに所属し、シューティングガードとして活躍しています。

ハイスクール時代

トレント・ジュニアは、ミネソタ州アップルバレーのアップルバレー高校で才能を発揮し、2年時に平均21.5得点を記録。3年時には平均26.4得点、5.8リバウンドを記録し、ゲータレード・ミネソタ州年間最優秀選手に選ばれました。その後、カリフォルニア州のプロリフィック・プレップへ転校し、平均31.8得点、6.4リバウンド、3.8アシストを記録し、チームを29勝3敗の好成績に導きました。また、2017年のジョーダン・ブランド・クラシックとマクドナルド・オール・アメリカンゲームにも選出されています。

大学時代

名門デューク大学に進学したトレント・ジュニアは、1年生ながらチームに貢献。2017年12月9日のボストン大学戦では、6本の3ポイントを含む25得点を挙げ、大学の新人記録に並びました。2018年1月15日のマイアミ大学戦では、キャリアハイとなる30得点を記録し、チームの逆転勝利に貢献。その活躍が認められ、1月22日にはACCの週間最優秀選手賞と週間最優秀新人賞を同時に受賞しました。1月29日のノートルダム大学戦では、22得点10リバウンドを記録し、キャリア初のダブルダブルを達成。ACCトーナメント準決勝のノースカロライナ大学戦では20得点6リバウンドを記録しましたが、チームは惜しくも敗れました。大学では、スリーポイント成功率40.2%を記録し、NCAAオール-ミッドイースト地区チームに選出されたほか、ジュリアス・アービング賞の最終候補者にも残りました。

NBAでのキャリア

ポートランド・トレイルブレイザーズ

2018年のNBAドラフトで、2巡目全体37位でサクラメント・キングスから指名された後、ポートランド・トレイルブレイザーズへトレード。2年目のシーズンには、チーム内の怪我人が相次いだことで出場機会が増加し、2020年1月18日のオクラホマシティ・サンダー戦ではキャリアハイの30得点を記録しました。また、同シーズンに初めてプレーオフに出場し、5試合すべてに出場しました。翌シーズンは、CJ・マッカラムの負傷により出場機会がさらに増加し、スターターとして活躍しました。

トロント・ラプターズ

2021年3月25日にノーマン・パウエルとのトレードでトロント・ラプターズに移籍。奇しくも、父であるゲイリー・トレントがかつて所属していたチームへの移籍となりました。移籍後、すぐに才能を発揮し、3月31日のオクラホマシティ・サンダー戦で当時キャリアハイとなる31得点を記録。4月5日のワシントン・ウィザーズ戦ではブザービーターを決め、存在感を示しました。同月10日のクリーブランド・キャバリアーズ戦ではキャリアハイとなる44得点を記録し、チームを勝利に導きました。2022年1月31日のアトランタ・ホークス戦ではキャリアハイとなる9本の3ポイントを含む31得点、6リバウンドを記録。2月1日のマイアミ・ヒート戦で33得点を記録しました。同月10日のヒューストン・ロケッツ戦でシーズンハイとなる42得点を記録しました。

ミルウォーキー・バックス

2024年7月20日にミルウォーキー・バックスとの単年契約に合意しました。

家族

元NBA選手であるゲイリー・トレントの息子として生まれました。父はオハイオ大学でプレーした後、NBAで9年間活躍し、引退後は海外リーグでもプレーしました。

ゲイリー・トレント・ジュニアは、父の血を受け継ぎ、NBAで活躍する才能ある選手です。今後の活躍が期待されます。

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