コロール州

コロール州は、パラオ共和国に位置する州であり、かつてパラオの首都であったコロールを州都としています。2015年の時点で人口は11,444人を数え、パラオの総人口の半数以上がこの州に集中しています。

コロール州は、コロール島を主島とし、アラカベサン島、マラカル島などと橋で繋がっています。特にコロール島の人口は1万人を超え、アラカベサン島も1千人以上の人々が暮らしています。マラカル島にはコロール州の主要港があり、物流の拠点となっています。

州の南西部には、ロックアイランドと呼ばれる多数の島々が点在しており、その多くは無人島です。ウルクターブル島やマカラカル島周辺は、世界的に有名なダイビングスポットとして知られています。これらの島々は、豊かな自然と美しい景観を誇り、多くのダイバーや観光客を魅了しています。

パラオ最大の島であるバベルダオブ島とは、KBブリッジ（正式名称：日本・パラオ友好の橋）によって結ばれています。KBブリッジは、アイライ州（ロマン・トメトゥチェル国際空港所在地）とコロール州を結び、マルキョク州（首都）へのアクセスも担う重要な交通インフラです。この橋の存在により、コロール州はパラオ国内の交通の要衝としての役割を果たしています。

コロール州は、美しい自然、豊かな文化、そして歴史的な背景を持つ、パラオを代表する州の一つです。経済、交通、観光の中心地として、パラオの発展に大きく貢献しています。

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