コンプリート・ベスト (セリーヌ・ディオンのアルバム)

セリーヌ・ディオンのベストアルバム『コンプリート・ベスト』

2008年2月27日にリリースされたアルバム『コンプリート・ベスト』は、カナダ出身の歌手セリーヌ・ディオンのファンにとって待望のベストアルバムです。この作品は、彼女の34年にわたるキャリアの中でも、特に日本市場に特化して制作されました。アルバムはディオンのライブツアー『Taking Chances Tour』の日本公演に合わせて発売されたため、日本のファンに向けた特別な内容となっています。

アルバムの内容

本作には、新曲「ア・ワールド・トゥ・ビリーブ・イン」（U.S.A. mix）が収録されており、これは日本では伊藤由奈とのデュエットとしてリリースされました。この曲は2008年1月にシングルとしても発表され、オリコンで8位を記録しました。これにより、ディオンは1999年以降、約9年ぶりに日本のチャートで再びランクインしました。また、前回のアルバム『Taking Chances』にも英語のソロ版が収められています。

さらに、アルバムには1995年に発売された「トゥ・ラヴ・ユー・モア」や「パワー・オブ・ザ・ドリーム」など、日本で高い人気を誇るシングル曲も収録されています。それぞれの楽曲は、日本国内でのヒットや、セリーヌ・ディオンの音楽的な幅広さを体現しています。

チャートの実績

日本でのリリース後、アルバムは瞬く間に人気を集め、2008年3月にはゴールド認定を受けました。オリコンアルバムチャートでは初登場で3位を獲得し、彼女にとって「ザ・ベリー・ベスト」以来の大ヒットを記録することとなりました。また、デイリーチャートでも一時1位となり、その後も好調を維持しつつ、オリコン洋楽アルバムチャートでは6週連続で1位を記録しました。

収録曲一覧

このアルバムには、セリーヌ・ディオンの数々の名曲が集められています。以下は主な収録曲のリストです：

• - 「ア・ワールド・トゥ・ビリーヴ・イン」 (U.S.A. mix)
• - 「マイ・ハート・ウィル・ゴー・オン」
• - 「トゥ・ラヴ・ユー・モア」
• - 「パワー・オブ・ラヴ」
• - 「ビューティー・アンド・ザ・ビースト」
• - 「ビコーズ・ユー・ラヴド・ミー」
• - 「イッツ・オール・カミング・バック・トゥ・ミー・ナウ」
• - 「ビー・ザ・マン」
• - 「アイム・ユア・エンジェル」 (with R・ケリー)
• - 「悲しみのハートビート」
• - 「パワー・オブ・ザ・ドリーム」
• - 「めぐり逢えたら・愛のテーマ」
• - 「ザッツ・ザ・ウェイ・イット・イズ」
• - 「ア・ニュー・デイ・ハズ・カム」 (radio remix)
• - 「アイム・アライヴ」
• - 「アイ・ドローヴ・オール・ナイト」
• - 「Taking Chances」

これらの楽曲は、ディオンの感情豊かな歌声と才能を余すところなく楽しませてくれます。『コンプリート・ベスト』は、ファンだけでなく、音楽愛好者にとっても聴きごたえのあるアルバムとなっているのです。

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