コーリー・マゲッティ

コーリー・マゲッティは、1979年11月12日生まれ、イリノイ州メルローズパーク出身の元プロバスケットボール選手です。ポジションはスモールフォワードで、198cm、102kgという恵まれた体格を活かしたプレーが持ち味でした。

高校時代からその才能を発揮し、オールアメリカンチームに選出されるほどの選手でした。また、バスケットボールだけでなく、陸上競技にも秀でており、走幅跳と三段跳で州大会のファイナリストにもなっています。

大学は名門デューク大学に進学。1999年のNBAドラフトでは、シアトル・スーパーソニックスから全体13位で指名を受け、その後オーランド・マジックに交渉権が移動しました。

ルーキーイヤーの1999-00シーズンから77試合に出場し、即戦力として活躍。オフにはロサンゼルス・クリッパーズへ移籍し、大学時代に師事したマイク・シャシェフスキー監督の下で共にプレイしたエルトン・ブランドとチームメイトになりました。

クリッパーズでは、当初はベンチからの出場が多かったものの、2001-02シーズンには先発に定着。シーズンを重ねるごとに得点力を上げ、2002-03シーズンには平均20.7得点を記録し、リーグ有数のスコアラーとして評価されるようになりました。2004-05シーズンには、平均22.3得点、6リバウンドと自己最高の成績を残しています。しかし、2005-06シーズンは怪我に苦しみ、出場は32試合に留まりました。

長年過小評価されていたマゲッティですが、2008年のオフにゴールデンステート・ウォリアーズと5年5000万ドルという大型契約を結び、大幅な年俸アップを果たしました。

2010年オフには、ミルウォーキー・バックスへトレード。その後、2012年にはデトロイト・ピストンズへ移籍しています。

2013-14シーズン開幕前には、サンアントニオ・スパーズと練習生契約を結びましたが、最終ロースターに残ることができず、解雇されました。

マゲッティ自身、「開幕ロースターに残れなかったら引退する」と語っていたこともあり、スパーズから解雇された後、引退を表明しました。現在は、古巣ロサンゼルス・クリッパーズの解説者やNCAAバスケットボールの解説者として活動しています。

怪我が多く、キャリアを通じて70試合以上に出場したシーズンは一度しかありませんでしたが、その才能と得点力は多くのファンを魅了しました。

選手の通算成績と情報
公式サイト（英語版）

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