コール オブ デューティ ブラックオプス ディクラシファイド

コール オブ デューティ ブラックオプス ディクラシファイド

『コール オブ デューティ ブラックオプス ディクラシファイド』は、2012年にPlayStation Vita向けにリリースされたファーストパーソン・シューティングゲームです。開発はnStigate Gamesが手掛け、アクティビジョンが販売を担当しました。本作は、E3でのソニーのカンファレンスで初めて発表されました。ディクラシファイドは、シングルプレイヤー、マルチプレイヤー、そして新たに追加されたホスタイルモードを特徴としており、キャンペーンは『コール オブ デューティ ブラックオプス』と『ブラックオプス II』の間を繋ぐ物語が描かれています。しかし、発売後は評価が芳しくなく、多くの批評を受けることとなりました。

ゲームプレイ

本作はVitaのデュアルアナログスティック、タッチスクリーン、そして背面タッチパッドを活用してゲームプレイが行われます。特に背面タッチパッドを使用することで、狙撃時の銃の揺れを抑えることが可能です。また、タッチスクリーンで手榴弾を投げたり、スワイプやタッチによって近接攻撃も行えます。新機能の「ホスタイル」モードでは、プレイヤーが波状攻撃に挑む新たな体験が提供され、敵を撃破することでさらなるウェーブに挑むことができます。このモードは『コール オブ デューティ モダン・ウォーフェア3』のサバイバルモードと多くの共通点を持っています。

ゲームのグラフィックスは当初、批判の的となりましたが、開発側は照明やモデルの改善を行い視覚面での向上を図りました。なお、PS Vitaの標準スクリーンショット機能は使用できず、PS Vita TVへの対応もしていません。

シングルプレイヤー

シングルプレイヤーモードは「オペレーション」と呼ばれ、プレイヤーはリプレイ性の高いオブジェクティブに基づいたミッションを進めていきます。主要ストーリーに加え、タイムトライアルモードがあるため、敵を撃ちながら自己の記録を更新する楽しみも用意されています。

ストーリーは1990年1月12日から始まり、CIAの分析官ライアン・ジャクソンが工作員アレックス・メイソンとフランク・ウッズの様々な任務についての報告を行います。これには数名の重要な人物が登場し、CIAの極秘任務が描かれます。アクションは1975年から1982年にかけて展開され、メイソンやウッズが数々の任務に挑む姿が描かれます。

ホスタイルモード

「ホスタイル」モードでは、プレイヤーは特定の武器を使用し、計4つの異なるウェーブで12人または16人の敵と戦います。すべての敵を倒すと、新たなウェーブがスタートします。その際、各ウェーブをクリアすると救援物資がドロップされ、これを上手く利用しなければなりません。マップはマルチプレイヤーの側面から引き継がれ、特徴的な戦闘環境が用意されています。

マルチプレイヤー

マルチプレイヤーモードは、Wi-Fiを介してフレンドとのプライベート対戦を提供します。本作には7つのマップや5つのゲームモードが用意され、多様な武器と装備が登場します。また、プレイヤー自身のカスタマイズも可能で、レベルが上がることで新たな挑戦も待っています。

発売と評価

本作は2012年11月13日に北米で発売され、同時に『コールオブデューティ ブラックオプス II』もリリースされました。ゲームは多くの批評家から厳しい評価を受け、GameRankingsではスコアが33％、Metacriticでは33点となりました。特にタッチスクリーンの操作性と、バグによるゲーム進行の支障が批判され、多くのファンから失望を招く結果となりました。それにも関わらず、初週でのセールスは好調で、Vita用ゲームの中では高い数字を記録しました。全体として、本作は悪評ながらもゲーム市場に名を刻む存在となりました。

参考文献

• - 公式サイト
• - コール オブ デューティ ブラックオプス ディクラシファイド 公式サイト

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