サッポロテイネ

サッポロテイネ

サッポロテイネは、北海道札幌市手稲区に位置する、加森観光が運営する総合レジャー施設です。手稲山の地形を活かし、冬はスキー場、夏はゴルフ場として、四季を通じて楽しめる場所として知られています。本稿では、サッポロテイネの概要、歴史、施設について詳しく解説します。

概要

サッポロテイネは、ハイランドゾーンとオリンピアゾーンの2つの主要なエリアで構成されています。

ハイランドゾーン：札幌オリンピックのアルペンスキー競技（回転、大回転）の会場となったコースがあり、現在も国内および国際的なスキー大会が開催されています。
オリンピアゾーン：札幌オリンピックで使用された聖火台が残されており、歴史的な雰囲気を今に伝えています。

また、サッポロテイネには、北海道で初めて全日本スキー連盟（SAJ）の認定を受けた「テイネオリンピアスキー学校」や、日本職業スキー教師協会（SIA）公認の「三浦雄一郎&スノードルフィンスキースクール」があり、初心者から上級者まで、レベルに合わせたレッスンを受けることができます。

沿革

サッポロテイネの歴史は、北海道放送（HBC）と三菱金属鉱業（現在の三菱マテリアル）による合弁事業として始まった「テイネオリンピア」に遡ります。札幌オリンピックの開催が決定すると、手稲山はアルペンスキー競技の会場として開発され、テイネオリンピアにはボブスレー競技、リュージュ競技の会場や聖火台が建設されました。

オリンピック後には、王子緑化（現在の王子木材緑化）が「テイネハイランドスキー場」を開設し、スキーリゾートとしての発展を遂げました。1986年には、王子木材緑化がスキー場を拡張する計画を発表しましたが、市民団体の反対により中止となりました。

2002年には、加森観光がテイネオリンピアを買収し、テイネハイランドの営業権を取得。2005年には、2つのスキー場を統合し、「サッポロテイネ」として新たなスタートを切りました。

年表

1965年：「テイネオリンピアスキー場」開業
1966年：遊園地・ゴルフ場「テイネオリンピアゴルフクラブ」開場
1970年：「手稲山ロープウェイ」設置
1972年：札幌オリンピック開催
1974年：「テイネハイランドスキー場」開設
1999年：「札幌市手稲山シャンツェ」オープン
2002年：加森観光がテイネオリンピアを買収
2005年：2つのスキー場を統合し、「サッポロテイネ」と改称
2008年：テイネオリンピアゴルフクラブを「札幌テイネゴルフ倶楽部」と改称
2010年：遊園地の営業休止

スキー場

サッポロテイネのスキー場は、ハイランドゾーンとオリンピアゾーンに分かれており、それぞれ異なる特徴を持つコースが用意されています。

ハイランドゾーン

初級：ナチュラル、パラダイス
中級：シティビュークルーズ、シティビューパノラマ
上級：女子大回転、北かべ、男女回転

オリンピアゾーン

初級：レインボー、白樺サンシャイン、白樺サントラップ、白樺サンダンス、聖火台オーシャンストリーム
中級：白樺サンライズ、聖火台オーシャンクルーズ
上級：聖火台オーシャンダイブ

手稲山シャンツェ

サッポロテイネには、スキージャンプの競技施設である手稲山シャンツェがあります。スモールヒルジャンプ台が設置されており、競技や練習に使用されています。

ゴルフ場

夏季には、ゴルフ場として営業しており、豊かな自然の中でゴルフを楽しむことができます。

アクセス

札樽自動車道手稲ICから車で約7分
JR手稲駅から車で約15分
* 駐車場：約2,800台

サッポロテイネは、札幌市内からのアクセスも良く、日帰りでも気軽に楽しめるレジャースポットです。冬季はスキーやスノーボード、夏季はゴルフや自然散策など、四季折々の楽しみ方ができます。また、札幌オリンピックの歴史を感じられる聖火台や競技コースなど、見どころも満載です。

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