ザック・マカリスター

ザカリー・テイラー・マカリスター（Zachary Taylor McAllister, 1987年12月8日 - ）は、アメリカ合衆国イリノイ州ピオリア出身のプロ野球選手（投手）。右投右打。現在はフリーエージェント。

経歴

2006年のMLBドラフトでニューヨーク・ヤンキースから3巡目（全体104位）で指名され、プロとしてのキャリアをスタートさせました。

2010年8月、オースティン・カーンズとのトレードによりクリーブランド・インディアンスへ移籍。

2011年7月7日、トロント・ブルージェイズ戦でメジャーデビューを果たしました。この年は4試合に先発しましたが、防御率は6.11と苦戦しました。

2012年5月7日のシカゴ・ホワイトソックス戦で、6回を2失点に抑えメジャー初勝利を挙げました。シーズン中にマイナー降格も経験しましたが、6月にメジャー復帰後は先発ローテーションに定着。22試合に先発し、6勝8敗、防御率4.24の成績を残しました。

2013年は、6月に右手中指を痛め故障者リスト入り。セントルイス・カージナルスのエース、アダム・ウェインライトからアドバイスを受けました。故障の影響でフルシーズンを通しての先発ローテーション定着はなりませんでしたが、24試合に先発し、防御率3.75、9勝9敗と前年を上回る成績を収めました。

2014年は腰痛を発症し、2年連続で故障者リスト入り。復帰後は打ち込まれる場面が増え、シーズン後半にはリリーフに配置転換されました。最終的に4勝7敗、防御率5.23という成績でシーズンを終えました。

2015年は、1試合のみ先発登板し、残りは全てリリーフとして61試合に登板。リリーフ転向が成功し、自己最高の防御率3.00を記録しました。また、投球イニングを上回る三振を奪い、奪三振率11.0をマークするなど、飛躍の年となりました。

2016年は53試合に登板（うち2試合が先発）。防御率3.44、3勝2敗、WHIP1.45という成績で、前年ほどの好成績ではありませんでしたが、奪三振率は2年連続で9.0を超えるなど、三振を奪う能力は健在でした。

2017年はリリーフに専念し、50試合に登板。2勝2敗、防御率2.61、WHIP1.19と自己最高の成績を記録しました。奪三振率も9.6と3年連続で9.0を超えました。

2018年8月3日にDFAとなり、7日に自由契約となりました。

2018年8月10日にデトロイト・タイガースと契約。8月16日のミネソタ・ツインズ戦に登板しましたが、1/3回を5安打5失点で降板。8月19日にDFAとなり、21日にマイナー契約で傘下のAAA級トレド・マッドヘンズへ配属されましたが、翌22日にFAとなりました。

2018年8月27日にロサンゼルス・ドジャースとマイナー契約を結び、傘下のAAA級オクラホマシティ・ドジャースへ配属。オフの11月2日にFAとなりました。

2019年1月22日にテキサス・レンジャーズと1年契約を結びましたが、3月25日に自由契約となりました。その後、ドジャース、フィラデルフィア・フィリーズ、セントルイス・カージナルス、アリゾナ・ダイヤモンドバックスとマイナー契約を結びましたが、いずれもメジャー昇格はなりませんでした。2023年8月2日にダイヤモンドバックスからFAとなりました。

2023年8月5日にニューヨーク・ヤンキースとマイナー契約を結びました。9月12日にメジャー契約を結びアクティブ・ロースター入りし、同日のボストン・レッドソックス戦で移籍後初登板を果たしました。2006年のドラフトでヤンキースから指名されて以来、17年越しにヤンキースでの登板が実現しました。オフの11月3日にFAとなりました。

背番号は57（2011年）、34（2012年 - 2018年8月2日）、29（2018年8月11日 - 同年終了、2023年）を着用。

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