ザ・ニンジャ:忍者超人の詳細
ザ・ニンジャは、
ゆでたまごの
漫画『
キン肉マン』およびその続編『
キン肉マンII世』に登場する人気キャラクターです。
忍者をモチーフとした超人で、その独特な戦闘スタイルとドラマティックな活躍から、多くのファンを魅了しています。
外見と特徴
ザ・ニンジャは、悪魔六騎士として初登場しました。他の異形な悪魔超人たちとは異なり、人間に近い容姿をしています。常に片目しか見えないように描かれていますが、隻眼であるという設定は明言されていません。初期は左目が影で隠れていましたが、後に塗りつぶされるなどの変化が見られました。アニメ版では両目が描かれています。
忍者装束は代々受け継がれており、先祖の血と汗が染み込んでいるとされています。初期のカラーイラストでは朱色でしたが、アニメでは紺色、そして『
キン肉マンII世』以降は青色へと変化しています。一人称は「拙者」です。
性格と経歴
悪魔超人時代は勝利のためには手段を選ばない冷酷さを持っていましたが、超人血盟軍に加わってからは、
忍者としての誇りを重んじる正々堂々とした性格へと変化しました。正義超人との団体戦ではブロッケンJr.に敗北するも、その後、キン肉星王位争奪編で超人血盟軍の一員として再登場。改心後は正義超人として活躍しました。
作者の
ゆでたまごによると、ザ・ニンジャは初登場時にリーダー格だったものの、早期に敗北したため影が薄くなったものの、独特のファイトスタイルから読者人気が高かったため、後のシリーズで再登場させたとのことです。作画担当の中井義則も、技が多彩で描くのが楽しい超人であると語っています。
物語の中での活躍
- 悪魔六騎士の一人として初登場し、ブロッケンJr.と対戦。敗北後、悪魔将軍によって復活。
- 大魔王サタンの分身として黄金のマスクを奪うシーンが描かれています。
- 亡霊として出現し、マッスル・ブラザーズと戦いますが、敗北します。
- 超人血盟軍の一員として参加。名古屋城でサタンクロスと対戦し、敗北するも、チームに闘魂を植え付けました。
- 死後、
キン肉マンのフェイス・フラッシュで復活。
- 悪魔将軍の復活に伴い、再び悪魔六騎士として集結。カラスマンと激戦を繰り広げ勝利。
- 悪魔超人としての配慮から、正義超人を突き放す姿を見せるも、アタルの提唱した友情を貫きました。
- 大魔王サタンの結界に閉じ込められるも、ジャスティスマンの勝利により解放されます。
- 超神ザ・ナチュラルに敗れたサタンクロスの後、バッファローマンと共に登場し、超人血盟軍を再結成。魔界の留守番をサンシャインに託されます。
-
キン肉アタルと共に超人特別機動警察隊を結成。その後、賞金稼ぎとして活動します。
- ハンゾウとの戦いで命を落としますが、万太郎に自分の襟巻きを託し、霊体としてハンゾウを導きます。
得意技
ザ・ニンジャは多彩な忍術を使いこなします。
- - 順逆自在の術:技の受け手と掛け手を入れ替える術。
- - 忍法クモ糸縛り:ロープで相手を縛り、バラバラにする必殺技。
- - 忍法顔写し:相手の顔を写し取り、能力を奪うことも可能です。
- - その他:焦熱地獄、身体あやつりの術、転所自在の術、手裏剣ストンピング、忍法水鳥羽輪の術、忍法業火羽輪の術、忍法蜘蛛糸風鈴、背転田楽刺し、忍法夜光虫、忍法絶対零度、忍法氷華葬い縛り、人心露わの術、空蝉の術、三猿暗黒の術、空気手裏剣、彎月手裏剣刺し、彎月田楽刺しなど多数の忍術を駆使します。
プロフィール
- - 分類:悪魔超人 → 正義超人 / 伝説超人
- - 出身地:日本
- - 身長体重:190 cm、115 kg
- - 年齢:24歳(初代)
- - 超人強度:360万パワー
異名
「日本の正統
忍者」「ジャパニーズ・マジック」「泣く子も黙る執念の警官」「千の術を持つ男」「焦熱の日本
忍者」など、数多くの異名を持ちます。
主な肩書き
悪魔六騎士、超人血盟軍・先鋒、超人特別機動警察隊などに所属。
人気と評価
ザ・ニンジャは、その独特なキャラクター性と、ストーリーにおける重要な役割から、多くのファンに愛されています。
キン肉マン超人総選挙でも常に上位にランクインしており、その人気を証明しています。
その他
このように、ザ・ニンジャは『
キン肉マン』シリーズにおいて、重要な役割を担う魅力的なキャラクターです。その活躍と魅力を通して、多くのファンに感動と興奮を与え続けています。